現在地 HOME > 掲示板 > 戦争24 > 139.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 【労働党の多数派は反武力行使/CNN】 査察継続の流れと反戦世論、ブレア首相が苦境に [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 16 日 15:12:08)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/iraq/200208/19-01.html
イラク化学兵器 米国、使用を黙認か−−イラン・イラク戦争時
【ワシントン布施広】18日付のニューヨーク・タイムズ紙は、80〜88年のイラン・イラク戦争の際、イラクが化学兵器を使うことを予期していたにもかかわらず、米政府が軍事情報の提供など秘密裏のイラク支援を続けていたと報じた。フセイン政権の打倒をめざすブッシュ大統領は、イラクの化学兵器使用を激しく非難しているが、報道が事実とすれば、米国はイラクが化学兵器を使うことを事実上黙認した疑いが出てくる。
同紙によると、当時のレーガン政権は、イラン革命がペルシャ湾岸のアラブ諸国に及ぶことを懸念、イラクに戦場の衛星写真を提供するなど、ひそかに支援していた。イラクが88年に化学兵器を使った時、レーガン政権の主要閣僚や高官はイラクを非難したが、米政府のイラク支援は続いた。
米情報当局者は88年初め、イ・イ戦争の戦場を訪れ、イラクが化学兵器を使ったことを米政府に報告した。これに関して、当時の米情報当局高官は同紙に「イラクの化学兵器使用は、戦略上の重要な懸念ではなかった」と語り、中央情報局(CIA)や国防情報局(DIA)などは「イラクが敗北しないようにと必死だった」と証言している。
同紙によると、米当局はイラクが化学兵器を集積していることをつかんでいたが、米側としては「化学兵器使用を促しもせず、使用に反対もしなかった」という。同紙の報道について、パウエル国務長官は「重大な誤り」と述べ、米国が化学兵器使用を黙認したとする見方を全面的に否定した。
しかし、イラン革命時、テヘランで米大使館占拠・人質事件が起きたこともあり、米政府はイ・イ戦争に関して「イラク寄り」の立場。戦争末期には、米軍機がイラン石油施設を空爆した。米国が、イラクの化学兵器使用をまったく予期していなかったとは言いにくいのも確かだ。
(毎日新聞2002年8月19日東京朝刊から)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/nybomb/iraq/200212/10-01.html
協力国・企業名を申告書で公表 責任問題に発展も
【ワシントン河野俊史】イラク政府が提出した大量破壊兵器開発に関する申告書の分析作業の中で、過去に核・生物・化学兵器やミサイルに関する「技術や機材」をイラクに提供していた国や民間企業の責任が焦点になる可能性が出てきた。イラク側が「(申告書で)企業や国の名前を特定した」と説明しているためだ。米政府は80年代のイラン・イラク戦争当時、イラン革命の拡大を懸念してイラクを支援してきた経緯がある。化学兵器の使用を黙認していたとの報道もあり、何らかの関与が指摘されるようなことになれば、ブッシュ政権の強硬姿勢に水を差しかねない状況だ。
申告書の中での名前の公表は、イラクのアミン国家監視局長が7日に明らかにした。イラク側の真意は不明だが、米国や他の国連安保理常任理事国の過去の関与を指摘して、イラク攻撃の動きをけん制する狙いがあるとの見方も少なくない。
81〜88年のイラン・イラク戦争で、米レーガン政権は「イラク寄り」の立場を取った。イラン革命がペルシャ湾岸のアラブ諸国に及ぶことを阻止するために、イラン軍の配置を示す衛星写真をイラクに提供したり、戦争末期には米軍機によるイラン石油施設の空爆も実施した。今年8月18日付のニューヨーク・タイムズ紙は、複数の軍高官の証言として、レーガン政権が当時イラクの化学兵器使用を知りながら、事実上、黙認していた疑惑を報じた。
米政府は報道内容を否定しているが、大量破壊兵器開発の背後に、米政府や米企業の利害関係が絡んでいた構図が明らかになれば、国際世論が微妙に変化する事態も想定される。
安保理は8日深夜、米国を含む常任理事国5カ国に限って申告書の原本(全文)を開示することを決めており、当初の予想より早くその内容が確認されるとみられる。米政府は矛先が自らに向かないよう警戒しつつ、「申告漏れ」や「虚偽申告」など、安保理決議に対する「重大な違反」の有無を精査することになりそうだ。
[毎日新聞12月10日]
コメント:サダムによる犠牲者がそれだけ「多かった」としたら、その手段を与え、それを黙認してきた国の責任も当然問われますよねぇ?我が日本には「人を呪わば穴二つ」あるいは「自縄自縛」ということわざや四字熟語があります。>ブレア大英帝国内閣総理大臣閣下