現在地 HOME > 掲示板 > 戦争24 > 1292.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: アラブ首脳会議、戦争回避訴え イラクの査察協力を評価 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 02 日 02:48:23)
【シャルムエルシェイク(エジプト東部)海保真人】アラブ連盟(22カ国・機構)の首脳会議は1日、米国の対イラク攻撃への対応を最重要議題に、エジプト・シナイ半島の保養地シャルムエルシェイクで開かれた。会議では、ザイド・アラブ首長国連邦(UAE)大統領がフセイン大統領の退陣と国外退去を求める異例の書簡を提出、リビアの最高指導者カダフィ大佐がサウジアラビアを痛烈に批判するなど、アラブ諸国間の深刻な亀裂が浮き彫りとなった。
会議は1日夜に閉幕し、共同声明を採択する方針だが、ムバラク・エジプト大統領ら多くの首脳は演説で攻撃回避と平和解決を訴えた。
ザイド大統領の提案は、イラク指導部が退陣し2週間以内にイラクを去り、当面はアラブ連盟と国連がイラクを統治するとの内容とされる。サダム・フセイン・イラク大統領を名指しこそしていないが、明かにブッシュ米政権の意向に沿ったものだ。
アラブ諸国のうちクウェート、バーレーンなど一部湾岸国は、すでに米軍を受け入れるなどイラク問題に関し米寄りの姿勢を見せてきた。
日中の各首脳演説で主催国エジプトのムバラク大統領は紛争が地域に及ぼす悪影響を懸念し、「国連査察団にもっと時間を与えるべきだ」と訴えた。また攻撃反対の立場からラフード・レバノン大統領は「アラブ諸国はどんな形であれイラク攻撃に協力してはならない」、バシャル・アサド・シリア大統領は「我々はイラクを破壊するような解決策には反対せねばならない」と声を強めた。
共同声明はイラク攻撃の回避を求めるとともに、イラク側にも積極的な査察への協力を求めるとの内容が予想されているが、不透明だ。また、アラブ連盟がイラクと米双方に派遣団を送るとの方策も提案されており、討議中だ。
[毎日新聞3月2日] ( 2003-03-02-01:31 )