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アラブ連盟(加盟22カ国・機構)は1日、エジプト東部のシナイ半島の保養地シャルムエルシェイクで定例首脳会議を開催した。米国による対イラク武力行使の圧力を強める中、イラク情勢を中心に協議、アラブの一致した方針を打ち出し、戦争回避の方策を探る。
2月28日の外相級の準備会合では、危機打開のため、アラブの代表団をイラク、米国、フランス、ドイツに派遣するよう首脳会議に提案することで合意したもようだ。
代表団派遣構想が注目されるのは、イラクのフセイン大統領に対し、代表団が「遠回しの形で退陣を呼び掛ける」(会議筋)含みがあるためだ。
定例首脳会議の前倒し開催を主導したエジプトのムバラク大統領は、アラブ諸国に米国の対イラク攻撃を翻意させる力がない現実の中で「フセイン大統領が退陣を決断する以外、戦争回避の道はない」との考えとされる。
クウェートやサウジアラビアはこれに同調しており、パウエル米国務長官も「フセイン大統領が国外に亡命すれば、戦争は回避できる」と、代表団のイラクへの派遣を促すような発言をしている。(シャルムエルシェイク(エジプト)共同)
[毎日新聞3月1日] ( 2003-03-01-19:10 )