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【ニューヨーク=勝田誠】国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は28日、過去3か月間のイラク査察活動についてまとめた定例報告を国連安全保障理事会に提示した。イラク側の協力が「不十分」な結果、「大量破壊兵器の廃棄作業は現時点まで、極めて限られた成果しかあげていない」と結論づけた。また、マスタードガス廃棄や生物・化学兵器を搭載できる爆弾の発見が通告されたことを「実質的な協力」と指摘しながらも、「査察への協力がなぜ早期に行われなかったのか、理解し難い」とイラクに批判的な見解を示した。
ブリクス委員長はこの定期報告に基づき、今月3日以降、安保理協議の場で口頭で追加報告する予定。
追加報告の日程は暫定的に「3月7日」と決まっていたが、27日の安保理協議が日程を巡って紛糾。米英などが安保理での論戦に見切りをつけて、武力行使を容認する新決議案の採決に向けて動き出す気配が強まったことから、ロシアなど一部の国は28日、ブリクス委員長の報告を1日も早く行うよう要求した。
安保理の3月の議長国ギニアは3日、残りの全理事国14か国と個別に協議、議事日程を決める予定だが、28日現在、追加報告の日程は宙に浮いたままとなっている。
(3月1日11:25)