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北京 2月28日(ブルームバーグ):中国訪問中のロシアのイワノフ外相は28日、当地で記者会見し、イラク問題に言及することは避けながらも、ロシアは世界平和の維持のために必要ならば、国連安保理において拒否権を行使するとの考えを明らかにした。
同相は「ロシアは拒否権を有している。もし必要ならば、世界平和を維持するという条件の下でロシアは拒否権を行使する」と言明した。
同相は「承知の通り、安保理常任理事国には拒否権がある。ただ、拒否権は、多大なる責任をもって、世界の平和が危機にさらされている場合に行使すべきだ」と語るとともに、「国連安全保障理事会は一致団結する必要がある。常任理事国はなおさらだ」との見方を示した。
東京 角田 正美 Masami Kakuta