現在地 HOME > 掲示板 > 戦争24 > 1055.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 【イラクは端緒:「中東対イスラム戦争」との本音を明言】 中東全体の民主化目指す フセイン後で米大統領演説 [共同−産経] 【“ド腐れ価値観”実現に向けた虐殺戦争への加担は亡国への道】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 27 日 12:10:35)
ブッシュ米大統領は26日夕、ワシントン市内のホテルで、対イラク攻撃の可能性が一段と高まるなかフセイン政権崩壊後の「イラク民主化構想」に関して演説し、同国の民主化を後押しすることによって、中東全体の平和と安定に前向きの影響をもたらすことができるとの楽観的な見通しを示した。また、戦後の国家再建にあたって「我々も必要な限り、イラクにとどまる」と長期の米軍駐留も辞さない姿勢を示した。
大統領は「イラクの独裁者は、大量破壊兵器で中東を支配し、文明世界を脅かそうとしている」と述べたうえで、フセイン政権と反米テロ組織とのつながりにも言及。「国連の要求を満たし、平和的に武装解除に応じることを望むが、応じなければ、我々は武力によって解除させる用意がある」と述べ、武力行使の意思を明確に示した。
その上で、「脅威に対して行動することは、世界の長期的な安全と安定に寄与する」と述べ、フセイン政権の大量破壊兵器を破棄させることが米国の安全保障だけでなく、中東地域、世界の安定につながると主張。イラクの混乱が地域全体の不安定化につながるとの批判に反論した。
また、戦闘の際、イラク側による油田の破壊工作などが懸念されるなか、「イラクの天然資源を守り、こうした資源がイラク国民の利益のために使われるよう保証する」と述べた。
新生イラクの政治形態については「イラク国民が決めることだ」としながらも、「我々は、別の独裁者に置き換わることは容認しない」と述べ、民主国家設立を後押しする考えを示した。その上で、国家再建に当たっては「多くの国々の持続的な関与が必要だ。我々も必要な限り、イラクにとどまる。(以前にも)敵を倒した後、我々が残してきたのは占領軍ではなく、憲法や議会(制度)だった」と述べ、民主化を根付かせるため、国際的支援の必要性を強調した。
独裁者の下に長く置かれたイラクの民主化を懸念する声に対しては、ファシズムと軍国主義に支配されたドイツや日本で第2次大戦後、民主主義が根付いたことを引き合いに出し、「イラクも同じだ。民主主義を適用できないという考えは間違っている」と強調。「地域の他の国々にとっても自由主義国家の具体例となる」と主張した。
ブッシュ氏は、「外部からのテロ支援がなくなれば、パレスチナ人にとって新たな指導者を選ぶ、よりよい状況になる」と述べ、イラクの民主化成功が「真に民主的なパレスチナ国家の創設」に向けた進展の始まりになると主張。中東和平打開の契機になるとの考えを示した。 (11:22)