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(回答先: 12理事国が査察継続・平和支持 米英、決議提出の構え 投稿者 日時 2003 年 2 月 15 日 16:38:44)
国連安保理終了後の理事国とイラク代表の発言要旨は次の通り。
【米国】パウエル国務長官「必要なのは、さらなる査察ではなく、イラク側の迅速かつ積極的、無条件な協力だ。国連決議1441は査察でなく、イラクの武装解除を決めた。武力は最後の手段であるべきだが、必要な時もある。(武力行使を意味する)『深刻な結果』について考える時が来たか否かを、ごく近いうちに検討しなければならない」
【英国】ストロー外相「問題は、イラクが大量破壊兵器の廃棄に積極的に協力しているか否かだ。12年にわたり、イラクはうそをつき、隠し、ゲームをしてきた。いまだに積極的かつ無条件に査察に協力していない。実質的協力のないまま、査察を無期限に行うことは、イラクの武装解除と国際社会の平和と安全の達成を非常に困難にする」
【フランス】ドビルパン外相「査察は、いくつかの点で大きく前進している。戦争がより安全で正しく、そして安定した世界を導くとは、誰も主張できない。査察団に必要なだけ時間を与えよう。3月14日に閣僚級会議を開き、状況を見てみよう。いつの日か武力が必要となる可能性は除外しない」
【ロシア】イワノフ外相「武力に訴えるのは万策尽きた時にのみ可能だが、我々はまだその段階には達してはいないし、今後も達することがないことを望む。イラクの協力で、査察団は着々と仕事をこなしている。動きは正しい方向に向かっており、これを無視することはできない。査察官は査察を継続しなければならない」
【中国】唐家セン外相「安保理メンバーは、あらゆる手段を使い、戦争を回避することに最善をつくす義務がある。国際社会が安保理に託す信頼と希望に応えることが可能なのは、(安保理が)政治的解決の流れに沿って進むときだけだ」
【ドイツ】フィッシャー外相「査察団はいくつかの成果をもたらした。なぜ今、査察をやめるべきなのか。逆に、査察団には任務完遂に必要な時間を与えなければならない。外交はまだ行き止まりには達していない」
【シリア】シャラ外相「安保理は査察団を支持し、任務遂行に十分な時間を与えなければならない」
【アンゴラ】ガスパルマルティンス国連大使「戦争の重大な結末は、その利益をはるかに上回る」
【ブルガリア】タフロフ国連大使「(査察を増強する)フランス案が安保理の戦略に盛り込まれることを望む」
【チリ】アルベアル外相「イラク国民に国際社会への完全復帰の機会を与えることになる包括的な解決に向け、幅広いコンセンサスを取り付けるため十分な時間をかけるべきだ」
【スペイン】パラシオ外相「我々は国連の枠組みでの解決を断固として支持する。だが、フセイン体制の政治的態度に変化が生じなければ、安保理は世界平和のための責任を果たさなければならなくなる」
【メキシコ】デルベス外相「イラクの大量破壊兵器を調査し、廃棄するためのメカニズムとしての査察団に対する信頼を再確認した。国際紛争を解決するにあたって、国連への完全な信頼を繰り返し強調したい」
【ギニア】トラオレ国連大使「安保理が一体性を維持しつつ事にあたることが(イラク危機解決の)目的を達する唯一の道であり、重要な点だ」
【パキスタン】アクラム国連大使「この危機を平和的に解決するため、あらゆる努力がなされるべきだ」
【カメルーン】エブトゥ国連大使「平和維持に責任を持つすべての人々が立場の違いを乗り越え、平和のためだけを思って行動することが求められている」
【イラク】アル・ドゥーリ国連大使「査察チームに対し、イラクの扉は無制限、無条件に開き、全世界はこの前例のない協力姿勢に驚いた。我々は、査察妨害を期待していたいくつかの国が、この協力姿勢をあまり好ましく思わなかったことを知っている」
(2月15日12:36)