現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 958.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 12理事国が査察継続・平和支持 米英、決議提出の構え 投稿者 日時 2003 年 2 月 15 日 16:38:44)
朝日新聞社
asahi.comツールバー(Ver. 1.2)登場!
ENGLISH
大量破壊兵器開発疑惑を調べる国連査察を受け入れたイラクは、国際社会に対して見せるソフトなイメージと、国内向けの締め付けとを使い分ける傾向を強めている。査察にはあくまで協力姿勢を示す一方、国内向けには強硬な対米批判を繰り返す。国連安保理での追加報告があった14日は、その「二つの顔」が顕著に示された日となった。
この日夕、バグダッドの会議場で開かれたイラク国会の臨時会には、100人を超える国外のメディアが取材に押しかけた。国会で「大量破壊兵器開発を禁止する国内法制定について初めて審議される」との情報がイラク側や国連筋から流されたからだ。しかし、ふたを開けると2時間近い審議は議員らの米国批判や徹底抗戦の演説に終始。「米国はイラクに脅威を与えている」と非難する決議を採択し、法制化は全く審議されなかった。記者たちはキツネにつままれたような面もちで会場を去った。
一方この直前、フセイン大統領は大量破壊兵器の開発や輸入を禁じる大統領令を布告した。
これは「大統領が査察団や国際社会と協力する姿勢を示す一方、国内に向けては国会が対米強硬姿勢を示す」との役割分担が急きょ決まったから、との見方が強い。国会は議員の地元と直結しており、発言が市民に伝わりやすいためだ。査察団への譲歩を続けるイラク当局に対し、国会が勇ましい態度を示すことで市民の不満をガス抜きした、ともいえる。
査察を求める国連安保理決議をイラクが受け入れた昨年11月にも同様の役割分担が見られた。フセイン大統領は最終的に受け入れを決めたが、その直前に国会は大統領が議長を務める革命指導評議会に対し、決議を拒否するよう勧告した。
イラクの独裁体制に対し、市民の積もった不満は小さくないとみられ、フセイン政権は米国など外部の敵だけでなく内部の敵も抱えている。大統領と国会との相反する態度は、この両面の敵に立ち向かう戦略とも考えられている。 (13:55)
関連情報
「イラク協力不十分」強調、査察継続要望 査察追加報告
米英、来週にも新決議提出へ 米主要紙報道
特集:対イラク武力行使
国際最新ニュース
「アラブ全体が反対する戦争」 シリア外相平和解決訴え(15:45)
武力行使にノー 豪・メルボルンで15万人がデモ(15:21)
12理事国が査察継続・平和支持 米英、決議提出の構え(15:16)
紛争と開発、一体的対処を 「人間の安保委」最終報告案(14:50)
イラク「2つの顔」 外向けはソフト、内へは対米強硬(13:55)
「持っていない兵器は廃棄できない」 イラク国連大使(12:15)
「コロンビア応答せよ」… 事故前後の管制室の映像公開(10:30)
世界初のクローン羊・ドリー、6歳で安楽死(10:30)
ブリクス委員長、エルバラダイ事務局長の追加報告骨子(10:19)
米英、来週にも新決議提出へ 米主要紙報道(02:24)
Homeへ | 画面上へ
ニュースの詳細は朝日新聞へどうぞ。購読の申し込みはインターネットでもできます。
asahi.comに掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
| 著作権 | リンク | プライバシー | 広告掲載と注意点 | アサヒ・コムから | 朝日新聞社から |