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(回答先: 【難癖しかつけられない米英】 イラク:U2上空査察の事前通告を要求 米英は反発 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 14 日 15:29:51)
イラクの大量破壊兵器開発疑惑を調べる国連査察を巡り、査察団とイラク側との間で確執が浮上していることが、関係者の話で明らかになった。焦点だった科学者の単独聴取が予想以上に進まず、偵察飛行もイラク側が無条件では受け入れようとしないためという。一方でイラクは譲歩の姿勢も明らかに示しており、国連安保理で14日に示される査察団側の評価が注目される。
イラク側当局の立ち会いなしで行う科学者への単独聴取は今回の査察の切り札と言われ、今月6日に初めて1人が応じた。以後も聴取が続き、表面上は順調だった。
しかし国連筋によると、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)が単独聴取した最初の3人は、いずれもイラク当局の紹介によるもの。以後聴取を続けようとしたところ、科学者側が自分のテープで聴取内容を録音するよう要求するケースが相次いだ。「自由な発言ができず、内容がイラク当局に漏れて査察に影響する」と考えるUNMOVIC側との間で折り合いが付かず、聴取は事実上止まった状態だ。
査察団を構成するもう一方の国際原子力機関(IAEA)は録音を認めたが、科学者が持ち込んだ録音機がイラク当局の所有であることがわかり、問題となっている。
偵察飛行を巡っては、イラクは無条件受け入れをいったん表明。しかし実際には、イラク側への事前通告を条件として出していることがわかった。イラクが求める通告内容は飛行の日時、偵察機の速度、イラク領空への進入場所など。査察団からは協力姿勢を疑う声が出ている。
一方、イラク国会は14日夕、臨時会を開き、大量破壊兵器開発を禁止する国内法の制定について協議を始める。湾岸戦争以降国連が一貫して求めていた措置だが、イラクは長年渋ってきた。制定されれば大量破壊兵器の秘密開発を防ぐうえで大きな力を発揮する可能性が高く、国連筋によると査察団の期待は高いという。イラク側が示した大幅な譲歩の一例と受け止められている。
14日の国連安保理では、UNMOVICのブリクス委員長とIAEAのエルバラダイ事務局長がイラクの協力姿勢などについて追加報告する。9日の記者会見で2人は「イラクに態度の変化の兆しが見える」と評価。一方で、科学者の単独聴取や偵察機を巡る確執についても把握しているとみられる。イラクのこれら両面の態度が報告にどう反映されるか、不透明な部分が多い。
(16:10)
★ 「科学者側が自分のテープで聴取内容を録音するよう要求するケースが相次いだ。「自由な発言ができず、内容がイラク当局に漏れて査察に影響する」と考えるUNMOVIC側との間で折り合いが付かず、聴取は事実上止まった状態」って当然だろう。
言ってもいないことを言ったことにされたり、言った言わないの争いに巻き込まれたら困るからね。
逆に、自分のテープに録音していけない理由はなんだいと聞きたいね。
「録音機がイラク当局の所有」でどうして問題になるの?
聴取対象の科学者がイラクで生活を続ける気なら、単独聴取でも政府に気をつかった発言をするわけだし、自分の発言通りの内容が記録されているかは気になるものである。
フセイン政権を独裁で抑圧的と非難していながら、イラクで生活する個人の“人権”を危うくするようなことをしていながらああだこうだ言うのは難癖でしかない。
「イラクが求める通告内容は飛行の日時、偵察機の速度、イラク領空への進入場所など」も、主権国家であれば当然の要求であり、“臨戦体制”にあるイラク軍が領空侵犯機として対応する危険性もある。
偵察衛星や監視飛行そして査察団がいるなかで、フセイン政権がU2の目を盗んで移動式の“大量破壊兵器”開発設備を動かすわけでもなく問題にもならない。
これも、ただ「イラクは非協力」というプロパガンダとして利用しているだけである。