現在地 HOME > 掲示板 > 戦争23 > 360.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 仏露首脳会談:イラク問題は外交的解決で一致 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 07 日 11:54:46)
【ロンドン岸本卓也】フランスのシラク大統領は6日、パウエル米国務長官が国連安保理で開示したイラクの大量破壊兵器隠匿の証拠について「戦争回避を目指す仏政府の姿勢を変えるほどの効果を与えなかった」と述べた。大統領は同日、ロシア、メキシコ、シリア、カメルーンなど各安保理理事国首脳に電話し、仏政府の姿勢に理解を得たことを明らかにした。
シラク大統領は報道官を通じて米政府の開示した証拠に対する感想を述べ、「イラクとの戦争が不可避であるとは決して思わない」と証拠開示で一気にイラクへの武力行使の機運を高めようとする米英をけん制した。大統領は「米国が開示した証拠は査察の継続を正当化する」と査察による疑惑解明を求めた。
仏政府は査察を強化するため、国連安保理に査察団の増員や機材の補強を提案するとともに、フランス軍の偵察機の提供を申し出ている。シラク大統領は「戦争は最後の手段だ」と従来の主張を繰り返し、米英のイラク攻撃への性急な動きを批判した。
国連安保理15カ国のうち、イラク攻撃積極派の国は米、英、スペイン。これに対して、当面の査察継続を主張する国はフランス、ロシア、中国、ドイツ、メキシコなど。ブッシュ米政権によるイラクの大量破壊兵器の隠匿証拠の開示によって攻撃積極派が増加する兆候は見えていない。
[毎日新聞2月7日] ( 2003-02-07-10:31 )