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パウエル米国務長官の国連安保理外相級会合での報告を受けて、イラクのサアディ大統領顧問(科学技術担当)が5日夜、バグダッド市内で記者会見した。パウエル報告を「全くナンセンスで、本当のことはなにもない」と批判。「でっち上げには事細かに反論していく」と、対決姿勢を鮮明にした。
会見で、サアディ氏は「私は過去の兵器開発に手を染めた」と公表したうえで、「イラクの兵器開発に関してはうそがまかり通っている」と指摘。パウエル報告を「特撮とスタントマンを付けた典型的なアメリカンショーだ。世界をリードする国家とはとても思えない」と酷評した。
また、「世論、特に軍人に向けて、イラクへの敵意を駆り立てようとしたものだ」として、長官が公表した盗聴テープは「こんなものは三流の情報機関でもでっち上げられる。本物ではない」と全面否定した。
個別の疑惑については、国連のアナン事務総長や安保理理事国あてに書簡を送付して1つずつ反論するとともに、「6日夜に再度会見を開いて矛盾点を明らかにしていく」と話した。国連査察については「プロに徹しながら今後も続けてほしい」と述べた。
一方、国連査察団はこの日も通常通り、バグダッド大学などの査察を続けた。 (11:30)