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米朝直接対話、米国務副長官「必要性は疑いの余地ない」 [朝日新聞]
投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 05 日 17:54:53:

(回答先: 「二正面作戦は可能」対イラク・北朝鮮で米国防長官 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 05 日 17:52:02)


 アーミテージ米国務副長官は4日、上院外交委員会の公聴会で「北朝鮮と直接対話する必要があることは疑いの余地がない」と明言し、ブッシュ政権が米朝対話の再開を本格的に検討していることを示した。一方、「米国がイラクに焦点を当てていることに北朝鮮がつけ込む不測の事態」に備え、爆撃機などに出動待機が命じられていることも認めた。公聴会後、北朝鮮によるミサイル発射実験への警戒感を示し、強行すればアジアにおける北朝鮮の孤立を加速させると警告した。
 同副長官は同日、対北朝鮮政策について議会に説明するため、公聴会に招かれた。

 証言の中で米軍機への出動待機命令に絡み、ファーゴ太平洋軍司令官から在韓米軍への増派要請があったことを確認。北朝鮮への抑止を目的に爆撃機などに待機命令が出されたと説明した。

 さらに、北朝鮮のミサイルの危険に最もさらされているのは日本だと指摘したが、同時にいまの朝鮮半島情勢を「危機ではない」と述べた。公聴会後、記者団に「次はミサイルを発射するという脅し、その次が発射実験だろう」と可能性を指摘したが、「98年に(テポドン発射が)あったが、危機ではなかった」として、仮にミサイル発射実験があっても危機的状況には陥らないとの認識を示唆した。

 一方で、副長官は北朝鮮と対話する用意があると強調。ただし、「この問題を単なる米朝2国間の問題にはしない」と語り、日韓両国をはじめ周辺諸国との緊密な連携を引き続き重視していく考えも示した。12日に予定されている国際原子力機関(IAEA)理事会が北朝鮮問題の国連安全保障理事会への付託を決めるとの見通しも明らかにした。

 また、昨年10月に発覚した北朝鮮による高濃縮ウランの核開発計画が、00年2月には始まっていたと指摘。北朝鮮が寧辺の核関連施設で保有する使用済み燃料棒8000本を再処理すれば、核爆弾4〜8個を製造できる25〜30キロのプルトニウムを数カ月以内に抽出するとの見方も示した。

 公聴会では、よど号事件にも触れ、容疑者を引き渡さない北朝鮮を批判。さらに日朝間には拉致問題という「特殊で誠に悲劇的な状況」が存在するとも述べた。

(11:54)

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