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(回答先: 米国のイラク攻撃批判に思う 岡崎久彦 投稿者 Ddog 日時 2003 年 2 月 05 日 00:48:04)
意見としては一理あるが「日米同盟」とは冷戦期の遺物であろう。岡崎氏は冷戦期の安定した国際関係の概念をそのまま現在の米国一極支配体制へと当てはめており、到底論理は通っていない。
どんなシステムでもある程度の安定性は絶対に必要な条件だが、いまブッシュが築こうとしている米国中心の国際システムにはあまりにも不安定な要因(継続するテロ、グローバリゼーシンの矛盾、国民国家の解体)などが多く、システムとしては早晩破綻するだろう。
その意味ではブッシュ政権もそれほど長く続くとは思えない。アメリカの外交政策は政権が変わると大きく変化するが、米国が次期政権下、国際協調路線や孤立主義に戻った場合、日本はどうするのか?いま、岡崎氏の称する国益を維持するあまり、イスラム圏を敵に回し、米国のバックアップがない国際的な秩序が将来出来たときに日本はどうするのか?
こうしたことを考えると、日本は長期的な戦略にたった独自外交を積極的に展開する次期が着たように思える。