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国連 2月4日(ブルームバーグ):国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長は4日記者会見で、パウエル米国務長官が5日にイラクの兵器開発に関する証拠を国連安全保障理事会に提出する計画を歓迎する意向を示した。UNMOVICはこれまで数カ月にわたり、米政府に情報提供を増やすよう求めていた。
ブリクス委員長は「われわれは提出されるものすべてを歓迎する」と表明。同委員長は、パウエル長官が、1)移動式兵器の製造施設の衛星写真、2)イラク政府当局者の兵器隠しを裏付ける通話の傍受記録、3)イラクが大量破壊兵器製造のための物質を輸入した証拠――を提出するとの見通しを示した。
一部には、パウエル長官が提出する証拠だけでは、対イラク攻撃への各国からの支持獲得は難しいとの見方もある。英国のグリーンストック国連大使は「国連安保理が即座に動くと期待してはならない」と指摘。アンゴラ、チリ、メキシコ、シリアの国連大使も、証拠提出による直接的な影響はほとんどないとの見方で一致している。
米政府当局者が記者団に明らかにしたところによると、国連安保理でのパウエル長官の演説は、開始時刻が5日午前10時30分(日本時間6日午前零時 30分)、予定時間は約90分間。
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