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【ワシントン=永田和男】パウエル米国務長官は3日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル紙に寄稿、5日の国連安全保障理事会の外相級会合に提示するイラクの大量破壊兵器開発に関する証拠について「決定的なものはない」と述べた。長官は、「サダム(フセイン・イラク大統領)が大量破壊兵器に関する証拠を隠し、兵器そのものを隠匿しようとしていることの、冷静で説得力ある説明を行う」と述べ、安保理での「証拠」提示では、兵器そのものの存在を示すものでなくイラクの隠ぺい行為の実証に力点が置かれることを明らかにした。
(2月4日02:01)