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(回答先: イラク攻撃、開戦初期にミサイル3千発…米紙報道 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 03 日 14:15:09)
【ニューヨーク2日=夕刊フジ特電】48時間で3000発のミサイルを打ち込んだ後、地上軍が電撃作戦−。米軍がイラク攻撃に踏み切った場合、湾岸戦争時に使われた10倍のミサイルなどをわずか2日間に集中して使う作戦を米国防総省が立てていることが2日、分かった。同日付のニューヨーク・タイムズが伝えたもので、出鼻でイラク軍の戦意を喪失させ、短期間にフセイン政権を崩壊させるのが狙いだ。
空爆には空軍のB1、B2爆撃機を中心とする約500機と空母4−5隻の艦載機200機が出撃。攻撃目標はイラク軍の防空施設、政治・軍事上の拠点、通信施設などで約1週間で終わる。
立案者によると、徹底した空爆でイラク軍の戦意を奪い、大半の部隊を降伏か反乱させ、フセイン政権の急速な崩壊を狙っているという。
91年の湾岸戦争で多国籍軍が40日間に使用したトマホークなどの巡航ミサイルは288発。対して、今回、巡航ミサイルは初日だけで400発に達するとする見方も伝えられていたが、2日間で使用される精密誘導兵器3000発という数字は、湾岸戦争時の当初2日間の10倍に及び、投下される爆弾の75%以上になる見通しだ。
巡航ミサイルは、一昨年のアフガン戦争で在庫がほとんどなくなり、フル生産を続けていたが、1発1億円を超える高価な兵器を惜しげもなく投入するだけに、「カネのかかる戦争」になることは必至。「それでも石油の利権を握ることができれば安いもの」(軍事専門家)という計算があってのことだろう。
空爆後は、陸軍2個師団と海兵隊からなる地上軍がトルコ側とクウェート側から侵攻する計画。第82と第101の各空挺師団が投入され、イラク側による油田破壊や生物・化学兵器の使用を防ぐために特殊部隊も出動する作戦という。
現在、湾岸地域には2空母戦闘群と約10万人の地上部隊が展開。さらに2空母戦闘群と約8万人が今月下旬までに展開する計画だ。
注目の攻撃開始日は、今月14日の国連の2回目の査察結果報告を待って決断、というスケジュールが有力視されている。スペースシャトル「コロンビア」の爆発事故があったとはいえ、米の軍事作戦に影響はないとみられる。
ZAKZAK 2003/02/03