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【ワシントン=永田和男】米主要メディアは31日、米政府筋の話としてトーマス・ファーゴ米太平洋軍司令官がラムズフェルド国防長官に対し、北朝鮮情勢の緊迫を受けた戦力増強を要請していると報じた。北朝鮮の核開発継続が明るみに出た昨秋以降、米軍が具体的な戦力増強の動きに出るのは初めて。司令官の要請には兵力数千人と爆撃機や空母の増派も含まれているという。
ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は国防総省筋の話として、ファーゴ司令官の要請は数日前に行われ、ラムズフェルド長官はまだ承認を与えていないものの前向きに検討していると報じた。同筋によると、横須賀を母港とする空母「キティホーク」が近くペルシャ湾岸方面に出動するのを受け、穴埋めの意味で空母「カールビンソン」を極東地域に派遣することも検討されているという。
CBSテレビによると、太平洋軍司令部の要請には、在韓米軍の兵力2000人増員のほかにB―1、B―52爆撃機やF―15E戦闘爆撃機、偵察機が含まれている。
またある政府筋はロイター通信に、「(ファーゴ司令官は)北朝鮮が、米国がイラク情勢に目を奪われていると見て冒険的行動に出ることがないようにしたいと考えている」と述べ、増強はあくまで抑止的な性格のもので、日韓などとの協調で今回の危機の外交的解決を模索する米政府の方針に変化がないことを強調している。
(2月1日14:16)