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(回答先: 「イラク」時間切れ近い…米大統領 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 22 日 14:00:23)
アーミテージ米国務副長官は21日、ワシントンで講演し、イラクの大量破壊兵器開発の証拠について「決定的な証拠がないという人がいるかもしれないが、あるのは証拠の煙ばかりだ」と述べ、イラクが過去に製造した大量の生物、化学兵器が所在不明になっていると指摘した。過去に明らかになっている兵器の所在と今回見つかった兵器の「数量差」に着目して武器隠しの証拠とする米政府の姿勢を示したものだ。
国連安保理は27日のイラク査察報告後に「次の対応」を協議するが、米政府は過去のデータと今回の査察内容との矛盾を示し、イラク側の完全な協力を求めた安保理決議への「重大な違反」に当たると主張するものとみられる。
副長官は「(証拠の)火を消すためには、サダム(フセイン大統領)は相当の努力をする必要がある」と述べ「(外交的な解決の)時間が尽きつつある」と強調した。
同副長官によると、今回見つかった十数発の化学兵器用弾頭は98年まで査察にあたった国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)が推定した保有分約3万発のごく一部。このほか、マスタードガスを装填(そうてん)した砲弾550発、約400発の生物兵器、2万6000リットルの炭疽(たんそ)菌やボツリヌス菌、VX、サリンガスが行方不明のままだと指摘。「我々が承知している分の証拠を査察官が発見できなかったからといって何もないということにはならない」と述べ、フセイン政権側からの説明が必要と主張した。
一方、民主党のエドワード・ケネディ上院議員は同日、ナショナル・プレス・クラブで講演しブッシュ政権の対イラク政策について「けんか腰の外交政策、自己中心的で拙速な政策で、米国の外交目標達成をより難しくしている」と批判。「こうした政策を採らなければ、他国と効果的な関係を築けるのは間違いない」などと語った。
そのうえで「イラクの脅威は切迫しておらず、二つのより差し迫った脅威から注意をそらすものだ」と指摘。テロ問題と北朝鮮問題の対応を優先すべきだとの考えを示した。
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