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イラク問題:国内外向けの説得キャンペーンを開始 米政府 [毎日新聞]
投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 22 日 15:10:45:

(回答先: イラク問題:破壊兵器排除失敗すれば北朝鮮危機に影響 英首相  [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 22 日 14:26:38)


 【ワシントン中島哲夫】米政府は21日、大量破壊兵器に関するイラクの姿勢が変わらなければ武力行使は不可避という判断の下に、国内外向けの説得キャンペーンを開始した。国連査察団が査察結果を安保理に報告する翌日の28日、ブッシュ大統領は一般教書演説を通じて、フセイン・イラク政権の脅威は放置できないと訴える見通し。軍事攻撃に反対する諸国との摩擦は必至だ。

 21日午前、ブッシュ大統領が記者団との質疑応答で対イラク武力行使への構えを強く示唆したのに続き、午後にはアーミテージ国務副長官が講演で「現時点で(武力行使の)ほかの選択肢は尽きようとしている」「フセイン政権が国連決議1441に従う兆候は全くない」などと強調した。

 アーミテージ副長官はまた、「今後の数日、数週間」に戦争を回避できるかどうかが分かるとの見解を示した上で、査察団による27日の安保理報告を「重要だ」と指摘。イラクが武装解除したとの結論なら「国連決議は成功だったと評価すればよい」が、そうでなければ「他の道(武力行使)を選ぶ勇気を持たねばならない」と述べた。

 一方、フライシャー大統領報道官も21日の定例会見で、イラクは大量破壊兵器を破棄していないと非難。査察にもっと時間をかけるよう主張するフランスなどに批判的な姿勢も示した。また、アーミテージ副長官に続いて23日にはウルフォウィッツ国防副長官がイラク演説を行い、28日にはブッシュ大統領が一般教書演説でイラク問題に触れると明らかにした。

 大統領の演説は宣戦布告や最後通告ではないというが、事実上、武力行使の必要性を強調する見通し。大統領は31日にはブレア英首相とキャンプデービッドで会談し、結束を固める方針だ。

[毎日新聞1月22日] ( 2003-01-22-11:00 )

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