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(回答先: イラク攻撃:国連決議重視の方針 米国の戦略に影響も 英首相 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 14 日 15:28:46)
【ロンドン山科武司】ブレア英首相は13日の記者会見で、対イラク武力行使について「国連の道を歩む」と、国連重視の姿勢を強調した。英国では「武力行使には国連の新たな決議が必要」とする声が強くなっており、これを受けての国連重視発言だ。しかし同時に首相は「必要ならば英米だけでの武力行使も辞さない。国連はその武力行使に反対しないだろう」とも語り、新決議抜きでの武力行使の可能性も示している。
対米協調路線と、国内世論をにらみ、解釈が難しい”綱渡り”の発言を続けている。新決議の必要性を強調しなかったことで、「首相は批判を無視した」(インデペンデント紙)との声も挙がっている。
ブレア首相は会見で国連の新決議について「採択されることが英国にとって望ましい」としたうえで「明確な決議違反がある場合に、新決議を拒否する国があればそれは筋が通らない」と指摘。そうした状況では「これまでどおり、我々を制約するものはない」と語った。
英国内では、国連によるイラク査察で、決議違反の証拠が見い出せない状況を受けて「このままの状態での武力行使は国際法違反」「国連の新決議が必要」との声が高まっている。この日のブレア首相の会見では、新決議についてどのように言及するに関心が集まっていた。
ブレア首相が明言しなかったことについて、労働党議員の1人はインデペンデント紙に対し「国際法に反した武力行使は、国民の声を無視することになる。首相はその座を追われることになるだろう」と批判した。
[毎日新聞1月14日] ( 2003-01-14-21:03 )