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JANUARY 12, 2003 22:18
by 權基太 (kkt@donga.com)
米国がイラクのサダム・フセイン大統領の次の「標的」として目している国家指導者の中には、リビアの最高指導者カダフィ大佐も含まれている。カラフィ大佐は1988年に起きたパンアメリカン航空機の爆破事件の黒幕として名指しされている「テロ指導者」だ。
さらに、イラクの大量破壊兵器(WMD)を隠したり、将来フセイン一家が亡命する場合、亡命地を提供する人物に挙げられている。
しかし、カダフィ氏は、米時事週刊誌ニューズウィークとのインタビューで、これらをすべて否定し、むしろ「国際テロ組織であるアルカイダの掃討のために、米国に情報を提供している」と述べた。
次は、ニューズウィークの最新号(20日発行)に掲載された「過去の悪の顔」という見出しが付けられたインタビューの要旨。
―オサマ・ビン・ラディン氏についてどう思うのか。
「イスラム世界では予言者として通じている。しかし、わたしたちにとってはやっかいな存在だ。
イスラム原理主義は、域内のすべての政府を脅かしている。
アルカイダは私を暗殺しようと試みたこともある。米国は、彼らが気ままに振舞える理由を提供している」
―アルカイダに関する情報を米国に提供しているということを聞いたが。
「リビアと米国は情報を交換している。米国と英国内には、リビア出身のテロリストたちがいる。
私たちは、そのテロリストたちを一掃できる情報を提供している」
―フセイン大統領をどう思うのか。
「わたしは彼をよく知っている。
彼は合理的な人ではない。
しかし、彼は現在、西側諸国にとって脅威的な存在にはなっていない。わたしは、フセイン大統領の考え方すべてに同意するわけではない。
イランやクウェートとの戦争がそうだし、イラク北部のクルド族を攻撃したのがそれだ」
―あなたがフセイン大統領の一家に避難場所を提供するだろうという話が出ているが。
「そんなことは考えたこともない。彼の家族はイラクを離れないだろう。もし、米国が攻撃すれば、彼の一家はどこでも避難場所を見つけることができないだろう」
―フセイン大統領にアドバイスしたいことがあれば。
「彼は、査察団に国のすべてを公開した。彼にこれ以上何ができるというのか。
(米国がさらに追い込めば)彼は、八方ふさがりの状態で戦わざるを得なくなるだろう」
―イスラエルのシャロン首相が、リビアは核兵器など大量破壊兵器(WMD)を保有していると主張したが。
「彼(シャロン首相)は気がどうかしている。私たちは彼が米国の大統領でないのが残念であるほどだ。
私たちはWMDを持つ必要がない。開発のためのお金もない」
―1980年代から国際テロの黒幕として名指しされてきたが。
「テロではなく、第3世界の解放運動の指導者だった。
ネルソン・マンデラやサム・ヌジョマを支援してきた。この人たちは、南アフリカ共和国やナミビアの大統領に当選し、米国から厚い信頼を受けてきた」