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ハバロフスク(ロシア) 1月12日 (ブルームバーグ):小泉純一郎首相は12 日午前、滞在中のハバロフスク市内のホテルで、北朝鮮の金正日総書記と頻繁に接触しているロシアのプリコフスキー極東管区大統領全権代表と会談した。首相が北朝鮮や金総書記についての見方を質問したのに対し、同全権代表は、金氏は対等なパートナーとしてなら交渉に応じるが圧力には反発する、などと印象を述べた。会談に同席した日本外務省高官が匿名を条件に記者説明した。
北朝鮮のエネルギー問題は深刻
それによると、プリコフスキー全権代表は、北朝鮮のエネルギー問題は危機的状況にあり、これが解決すれば一連の核問題も解決するのではないか、との見通しを示した。金氏については、国民から愛されたいと思っていると指摘。常識のある人が対等に話をすれば、肯定的な結果が得られるのではないか、と述べた。
同全権代表は、さらに金氏に関して、高い教育を受けて知識も豊富で、主要国首脳会議(G8)各国の首脳についてもよく研究しているとの印象を語った。また金氏は、クリントン政権時代の米朝関係の進展に満足しており、オルブライト米国務長官の訪朝に満足していたと述べる一方、昨年8月のシベリア訪問中には、ブッシュ米大統領の「悪の枢軸」発言をめぐり、同大統領にはさらに厳しい態度を示すことになるだろうと語っていたという。
プリコフスキー全権代表は、プーチン大統領と金総書記との首脳会談に何度も同席しており、外国人として金氏と頻繁に接触した数少ない人物。
北朝鮮がまず核問題で対応を−首相
同全権代表は、北朝鮮と関係改善が進めば、極東が繁栄の地域となると述べ、日米韓の先端技術とロシアの豊富な天然資源、中国の人的資源を指摘した。ただ、北朝鮮は行動が予測できない国とも述べた。さらに極東に対する日本人ビジネスマンの関心が低いと不満を示し、今回の首相訪ロが大きな弾みになることに期待を表明したという。
一方、プーチン大統領との首脳会談の成果を強調したうえで北朝鮮のエネルギー問題について、日米はまず北朝鮮が核問題で対応すべきだとの立場をとっていると説明。プーチン大統領とも、北朝鮮問題について平和的解決を求めていくことで意見が一致したと語った。さらに米国は北朝鮮に交渉の扉を開けており、平和的解決を望んでいるとも述べた。そのうえで、北朝鮮には粘り強く平和的解決を求めていくと強調したという。
ハバロフスク 浅井秀樹 Hideki Asai
★ 北朝鮮問題が主要議題の会談に同席した高官だから、リークしたのは田中審議官なんでしょうね。
リークすることは、当然、小泉首相の了解を得ているんでしょう。