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(回答先: IAEA及び米政府、イラク人科学者の「拉致」を本格検討中【日経】 投稿者 一市民 日時 2003 年 1 月 11 日 13:42:19)
【ワシントン=永田和男】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は10日、ワシントンでルーガー上院外交委員長と会談した後記者会見し、イラクの大量破壊兵器査察に関して今月27日に国連安保理に提出する報告書は「状況報告の改訂版であり、それで我々の仕事が終わるわけではない。安保理には結論が得られるまでにはもっと多くの時間が必要だと伝えている」と述べ、査察が長期化する可能性が強いことを示唆した。
また事務局長は「どこへ行きどこを査察すればよいのか、具体的情報が欲しい」とも語って、米政府も査察団に対し一層の情報提供を行うべきだとの考えを示した。
事務局長はパウエル国務長官と会談した後の記者会見では査察の現状につき「長官には、前進はしているが望ましい速さではないと伝えた」と述べ、イラク攻撃のタイミングを探る米政府に対して、査察が難航している現状に理解を求めたことを明らかにした。エルバラダイ事務局長は「イラク側の協力は形式の面では良いが中身ではそうでない」とも述べ、イラク政府の対応に強い不満を示した。
(1月11日11:53)