現在地 HOME > 掲示板 > 戦争21 > 214.html ★阿修羅♪ --> |
|
【ニューヨーク=河野博子】国連安全保障理事会は10日、北朝鮮の核拡散防止条約(NPT)の脱退通告を公式書簡で受け取り、議長国であるフランスはこれをめぐる非公式協議を来週にも行う方針を明らかにした。また、コフィ・アナン国連事務総長は脱退宣言を強く非難する声明を発表した。
脱退通告は、北朝鮮の白南淳外相から1月の安保理議長であるフランスのドラサブリエール国連大使あての10日付公式書簡の形で、フランスの国連代表部にファクスで送られた。1993年の3月に脱退宣言をし、同年6月に米朝共同宣言を出してこれを一時凍結した事情に触れ、脱退措置は11日から効力を発すると主張している。
これを受け、ドラサブリエール大使は記者団に対し、「北朝鮮の決定を非難する」とした上で、安保理が脱退問題を来週早々にも非公式協議の場で取り上げる、との見通しを明らかにした。
一方、アナン事務総長は北朝鮮の脱退宣言について、「遺憾であり、再考を強く求める。条約発効後33年間にわたり、脱退した国家はない」との声明を出した。
また、米国のネグロポンテ国連大使は記者団の前で、「米国は北朝鮮の行動を非難する。国際社会に対してまた一つ対決的な姿勢を取り、国際義務を果たすように呼びかける国際社会に公然と刃向かうものだ」と非難のトーンを高めた。
(1月11日13:42)