現在地 HOME > 掲示板 > 戦争21 > 163.html ★阿修羅♪ --> |
|
(回答先: 北の核起爆装置 90年「完成」 [産経新聞] 投稿者 諜報員B 日時 2003 年 1 月 10 日 07:45:36)
設計や火薬の配合、各国の最高機密に
原爆にはウラン型(広島型)とプルトニウム型(長崎型)の二種類がある。爆弾の基本構造は、ウラン型は高性能火薬を爆発させて左右に配置したウラン同士を衝突させるという比較的簡単なもので、プルトニウム型はプルトニウムの周囲に高性能火薬を配し、同時に破裂させて爆発させる。
この際、高性能火薬を均等の力で同時に爆破しなければならず、起爆装置の設計や火薬の配合は各国の最高機密になっている。
しかも爆発は
(1)高性能火薬の爆破段階
(2)トリチウムや重水素を混合したガスを送り込み威力を加速する増幅段階
(3)リチウム重水素化物を照射してさらに威力を高める熱核爆発段階−に分かれ、技術的に難しい。
しかし、プルトニウム型はウラン型に比べて重さで約四分の一、大きさで約二分の一の核物質しか必要としないのでミサイルに搭載する小型、軽量化に向いており、開発の主流となっている。
北朝鮮の起爆装置の開発については、核分裂物質を使わない「コールドテスト」を相当数繰り返していると米国などがこれまでに発表している。
最終的に起爆装置の完成を確認するには核実験が必要とされるが、北朝鮮はこれを行っておらず、軍事評論家の江畑謙介氏は「現時点で確実性が高い実用段階ではないと考えるのが順当」としている。