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(回答先: IAEA:北朝鮮核の安保理報告を見送り 米中露の思惑反映 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 1 月 07 日 14:48:07)
北朝鮮が、先月下旬に封印を撤去した寧辺の核施設で、処理されないままになっていたプルトニウムなどの少量の核物質を入手した可能性が高いことが7日分かった。
国際原子力機関(IAEA)が北朝鮮の核開発問題を審議した6日の緊急理事会に先立ち、理事国向けに配布した資料の中で明らかになった。
核物質はいずれも少量で、核爆弾を製造することは無理だが、爆発によって放射性物質を空気中にまき散らす「汚い爆弾」への転用は可能。IAEAではこうした事実を特に注意喚起し、さらなる事態に発展しないよう北朝鮮に一刻も早く封印などの措置の回復と査察官の復帰を要求している。
IAEAによると、封印が解かれて北朝鮮の管理下に置かれたのは、核再処理施設である放射化学研究所の廃棄タンクに保存されていた少量のプルトニウムと、その酸化粉のほか、実験用原子炉(5000キロワット)の倉庫に保管中の破損した20本の核燃料棒。核燃料棒は放射反応があり、核物質を含んでいるという。
北朝鮮が今回入手したとみられるプルトニウムの量などは不明だが、北朝鮮は90年代前半にも放射化学研究所を稼働させ、プルトニウムを取り出した疑惑がもたれている。
IAEAは、北朝鮮が同研究所を再稼働させ、8000本の使用済み核燃料棒からプルトニウムを抽出する事態を最も懸念している。(ウィーン共同)
[毎日新聞1月7日] ( 2003-01-07-12:54 )