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(回答先: 韓国市民団体が韓国全土の映画館前で「007」反対集会 (2ch) 投稿者 新規投稿 151 日時 2003 年 1 月 03 日 20:29:38)
今年の元旦はどうもすっきりとしない気分で迎えた。韓国の情勢がよく理解できなかったからである。北朝鮮と未だに交戦状態にある韓国の人心がなぜ急旋回をしているのか、その理由が良く解らなかったためだ。
このところ韓国では、太陽政策を掲げた金大中の大統領当選、さらにはこのたびのその後継者の当選、反米運動の盛り上がりなど日本から見ると自国の安全を危うくするような判断を国民が敢えて取っている。そしてこの度は「007映画が北朝鮮を悪者にしているので上映させないように」との動きだ。なぜこのようなことになるのかがよく解らなかったのだが、年月の経過という重要なポイントを見落としていたことに気がついた。
ある特定の個人として考えると年月の経過は単にその経験からする判断に修正要因を付加するだけだが、国という人間の集団にとっての年月の経過は、事情を知る年代層が死亡し、全くのゼロから現在を見る年代層がその割合を高めてゆくことになる。朝鮮動乱から40年以上の年月が経過した現在では、何故韓国に米軍が駐留しているのかを納得して受け入れられる年代層が減って変わりに生まれた時既に米軍がいた年代層が過半を占めるようになっているのだ。
学生時代に安保闘争を戦ってきた僕には理解できるのだが、この新しく参政権を得た年代層にとっては、何故同じ民族が対峙しなければならないのか、また何故自国に外国であるアメリカの軍隊が駐留しているのかを正しく認識することがむずかしいのではないかと思う。そこに北朝鮮からの耐えざる世論誘導工作があれば、この年代層の意識が「同民族の連帯と外国勢力の排除」に向かうのは当然の理なのだ。韓国は今ちょうどその時期に来ている。この動きは今後もその度合いを強めてゆくのではないか。
このように考えると今の韓国の情勢は非常によく理解できる。しかしこのような動きはわが国にとっては不安定要素以外の何物でも無い。いまやリタイヤの時期を迎えつつある年代層はその教養の程度から見て多分息子たちに正しい歴史知識を伝えられないと思われる。そうなると残るのはかって日本が朝鮮を併合していたという事実と、日本が戦争に負けたという事実と、現在の半島の情勢だけだ。
このような情勢では、仮に米国やわが国と北朝鮮が交戦状態になり、そこに北朝鮮から「歯向かえばミサイルを撃ち込むぞ」との脅しがあれば、韓国は簡単に北朝鮮との共同戦線を張るようになると思われる。そのときには日米は朝鮮半島全体を敵として立ち向かうことになるのである。半島人に深くまで寄生されているわが国にとっては非常に重大な情勢の変化だ。相当な血が流れると見なければならない。
なのにわが国は未だにのんきに平和が続くものと考え、挙句の果てには「日韓共同して来た朝鮮の説得に当たる」などと有り得ない状態を想定して行動している。早く軍勢を整え核装備も率先して行いその時に備えなければ大変なことになると考えている。一刻も早く憲法の改正を行い覚悟を決める時なのである。日本と朝鮮半島が共同して経済ブロックを形成するとか、日中朝鮮半島でとかは今後とも有り得ないのだ。東アジアの共存共栄などを考えることなく、アメリカが日本に好意的である間に、日本(存続)のために備えを固めるべきではないか。