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【ウィーン26日=佐々木良寿】国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ事務局長は26日、米CNNテレビに対し、北朝鮮が、寧辺の5000キロ・ワット黒鉛減速炉を1か月ほど後に再稼働させると通告してきたことを明らかにした。米国を交渉の場に引き出すことを狙った北朝鮮の「核」戦術は、今後加速すると見られる。
同事務局長は、北朝鮮が監視カメラを使用不能にしたことから、IAEAによる監視が「2人の要員による目視以外に不可能になった」としたうえで、「再稼働がどんな性格を持つのか検証する手だてがない」と深い懸念を表明。同事務局長はまた、声明で、使用済み燃料棒からプルトニウムを抽出する再処理施設である放射化学研究所再稼働の動きに強い憂慮を表明、「再処理施設は電力生産とは無関係」としたうえで、IAEAの監視など「適切な保障措置」を取らないままプルトニウム抽出に向けて動き出すことの危険性を訴えた。
(12月27日01:54)