現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
2002.12.26
Web posted at: 19:55 JST
- CNN/REUTERS/AP
テヘラン――イラン訪問中のロシアのルミャンツェフ原子力相は25日、イランのアガザデ副大統領兼原子力庁長官との間で、ロシアが支援するイラン初の原子力発電所建設の工期を早めるほか、新たな原発開発への協力も盛り込んだ議定書に調印した。
米国は、核兵器開発につながるとしてこの核技術移転に懸念を示しており、今回の議定書調印に反発を強めるのは確実となっている。
国営イラン通信によると、ロシアは、03年末に予定されるブシェール原発1号機の完成に向けた協力を促進し、1月半ばに最初の核燃料を搬入するほか、今後10年間にわたって供与を続ける。
また、もう1基の原発建設に向けた調査を行う合同委員会の設置も盛り込まれた。同委の作業は数カ月以内に開始される見込み。
ロシアは、米側の懸念を考慮し、ブシェール原発から出る使用済み核燃料をすべて回収する条件で、議定書に署名したとしている。米国は、ブシェール原発がイランの核兵器開発につながると警告。今月には衛星写真でイラン西部の2カ所に秘密の核施設があるのが確認されたと米メディアが報じた。