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核施設封印解除に関する朝鮮中央通信の報道全文
投稿者 とりめし 日時 2002 年 12 月 23 日 14:53:29:

(回答先: 北朝鮮が核施設の封印撤去 監視カメラも妨害 投稿者 21cent 日時 2002 年 12 月 22 日 14:46:31)

核施設封印解除に関する朝鮮中央通信の報道全文

 【朝鮮通信=時事】二十二日に発表された北朝鮮の「朝鮮中央通信社報道」の全文は次の通り。
 既に明らかにしたように、米国が重油提供を十二月から中断したことで朝米枠組み合意に重大に違反したことと関連して、同月十二日、北朝鮮政府は朝米枠組み合意に従い年間五十万トンの重油提供を前提にして講じていた核凍結を解除し、電力生産に必要な核施設の稼働と建設を再開することについての決定を発表した。


 われわれの核施設凍結と米国の重油提供は、朝米枠組み合意に基づき、同時行動措置でかみ合っており、今回の凍結解除措置は、米国が電力損失の補償に対する重油提供義務を一方的に放棄したことによって生じた問題である。


 われわれはこの決定を発表しながら、われわれの核施設を再び凍結する問題は全面的に米国側にかかっていることを明白にし、高度の自制力を発揮して現在まで米国の態度を注視してきた。


 われわれはまた、国際原子力機関(IAEA)側にも米国の重油提供中断に対応して核凍結を解除することにしたわれわれの決定内容を通報し、この問題はIAEAとの合意や保障措置協定によるものではなく、米国との合意によるもので、米国からわれわれの自主権と生存権を守るための深刻な特別措置であることについて明らかにし、電力生産で空白を埋めるための切迫した問題であるので、IAEAが一日も早く封印と監視カメラの除去作業を行うことについても二度にわたり強調した。


 米国は、朝鮮半島における核問題を平和的に解決しようとするわれわれの粘り強いこうした努力にしかるべき呼応を示す代わりに、「先核計画放棄、後対話」の主張に固執して国際的な圧迫攻勢を一層強めることで応えており、IAEAもやはり実務協議提案で時間を引き延ばし、肯定的な態度を示していない。


 こうした状況下でわれわれは、電力生産に必要な核施設の正常稼働のため、凍結された核施設に対する封印と監視カメラ除去作業を即時開始することになった。

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