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(回答先: イラク「体制の変化」望む国民も 長期独裁と経済制裁に疲れも 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 12 月 21 日 20:12:05)
戦前の日本を英国人記者が取材して書けば、船津記者のような内容になったかもしれない。
取材対象を共産主義シンパやリベラリストに絞れば、軍部統制や天皇制に対する批判が語られ、戦後日本共産党が米軍を解放軍と規定したことに現れているように、「米国の軍事行動で現在の体制が崩壊するのはいいことだ」と主張する可能性は結構あっただろう。
船津記者はそれくらいの想像力をきちんと働かせたのだろうか?
>豊富な石油の輸出で潤った過去の記憶があるだけに、今の経済的窮状はこたえる。
>「政権に寄生する大商人にも『体制転換』で米国資本との直接取引を望む者がい
>る」(同消息筋)という。
10年以上にもわたって経済制裁を行っている米英が異常なのである。
お金儲けを第一に考えている人であれば、より儲けが大きい取引をしたいものだ。
米軍の空爆が、「反フセイン派」と「フセイン派」を識別しながら行われるものではないことは自明であろう。
米国の攻撃を望む人に「その過程で米軍の空爆で殺されてもいいの?」という質問くらいはして欲しいものだ。
フセイン政権打倒のためであれば米軍の空爆で自分が死ぬこともいとわない人が多数派だったら、フセイン政権はすでに崩壊していたはずだ。
米国のイラク攻撃の目的が何かは言わないとしても、フセイン政権の崩壊を望む人が多いという判断を米国政権のイラク攻撃正当化に結びつける記事に仕立てる共同通信の船津記者は、無能でかつ“カス”である。
船津記者自身が、
>バグダッドの消息筋は「フセイン大統領に対する批判は家の中でも危険。小耳に挟ん
>だ子供が外でしゃべったら命取りだ」と言いながら、テレビの音量を上げ「イラク人
>のほとんどは『変化』を望んでいる。その『方法』は問わない」とささやいた。
と書いているのだから、どれだけのイラク国民から本音を聞き出したかは疑問である。