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(回答先: Re: 米軍が湾岸の兵力を倍増へ 大統領が司令官と協議 共同全文 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 12 月 20 日 20:54:43)
米政府は20日、対イラク戦に備えた湾岸周辺の米軍に1月中に5万人を増派し、約10万人態勢をとることを決めた。米政府高官が米主要メディアに伝えた。武力行使の是非を見極める「1月最終週」に備えた動きとみられる。また、ホワイトハウスは同日、ブッシュ大統領が1月中旬に予定していたアフリカ諸国歴訪を当面、延期すると発表した。
ブッシュ大統領はこの日、イラクの申告書について記者団に対し、「平和を望む者にとって、がっかりさせられた」と述べた。「フセイン(大統領)が武装解除の意思を示すことを期待していたが、ほど遠い」と批判した。
この日、湾岸のカタールに到着したマイヤーズ米統合参謀本部議長は、兵力増強について「外交力を強めるものだ」と指摘。イラク側に査察への全面協力を迫る軍事圧力を最大限に高める目的だと強調した。増派の決定は、議長の湾岸訪問前にブッシュ大統領、ラムズフェルド国防長官と協議して決定されたという。
一方、ブッシュ大統領の訪問延期について、ホワイトハウスは「国内外双方の状況を考慮した」と述べ、具体的な理由は明らかにしていない。ただ、米政府は、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)のブリクス委員長が査察の具体的内容について報告する期限である1月27日が武力行使の是非にかかわる山場とみている。米CNNによると、大統領は、政権の外交チームにその前後は国内にとどまるとの意向を伝えたという。訪問先でアルカイダの活動が活発化するなど治安上の問題もあったという。問題発言で事実上更迭した共和党のロット上院院内総務が辞任した後の議会対策も念頭にあるものとみられる。 (10:45)