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(回答先: ノ・ムヒョン氏当確と伝える [NHKオンライン] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 19 日 22:17:27)
【ワシントン19日=菱沼隆雄】韓国大統領選で19日、北朝鮮との融和を重視し米国と距離を置く盧武鉉氏(56)が当選したことについて、米政府内では「(韓国との)相互理解に相当の時間をかけなければならず、対北政策に影響も出る」(外交筋)との懸念の声が出ている。
クリントン前政権下での対北朝鮮関与政策を大きく転換したブッシュ政権は、日韓両国と連携し、北朝鮮を孤立化させることで、10月に表面化した核兵器開発計画の断念に追い込むことを当面の基本政策としている。核施設の稼動と建設の即時再開を決定するなど、対決姿勢一辺倒の北朝鮮に対し、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)が進める軽水炉事業の停止や経済制裁などを念頭に、さらに圧力を加える方針と見られる。
こうした事実上の北朝鮮封じ込め政策を進めるうえで、盧武鉉氏が金大中大統領の「太陽政策」を継承すれば、日韓との連携にほころびが生じる事態もあり得る。北朝鮮が、米韓の分断を狙って様々な外交工作を仕掛けてくる可能性もある。
ブッシュ政権は日本については、16日にワシントンで開かれた外務・防衛担当閣僚による日米安保協議委員会(2プラス2)で、米国に歩調を合わせる姿勢を示したことや、安全保障問題を抜きにした日朝正常化交渉の進展が不可能な状況となっていることから、「今後も大きく立場の違いが出ることはない」と見ている。それだけに盧武鉉政権の誕生は、米国が今後、対北強硬姿勢を維持できるかどうかを占う一つのカギとなりそうだ。
(12月19日23:38)