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(回答先: 米が検討の占領政策を拒否 イラク反体制派会議 [共同通信] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 16 日 23:56:05)
【ロンドン17日=久保健一】ロンドンで開かれていたイラク反体制派の大規模合同会議は17日、フセイン政権の崩壊後に発足させる暫定政権の概要などを示した最終声明を採択して閉幕した。また、暫定政権の中核となる可能性のある反体制派の意思決定機関「調整委員会」を定数65人で設立することも決めた。
この10年、対立を繰り返してきたイラク反体制派は、今回の会議を通じ、ポスト・フセインの受け皿としての一定の存在感を示した。ただ、調整委員会の構成など、各派間の対立点は先送りされた感が強く、火種は依然解消されていない。
最終声明によると、フセイン政権の崩壊後に設立される暫定政権は<1>政治的多様性を認める民主主義<2>連邦制<3>立法、行政、司法の三権分立――を導入。行政の最高機関として3人の指導者からなる「統治評議会」を設立、立法機関としては各界代表による「暫定国民議会」を創設する。暫定統治中の暫定憲法は専門家委員会で制定する。
また、暫定政権樹立から2年以内に選挙を行い、「民主国家」を樹立。共和制か王制かの政体の選択は国民投票で決めるという。
会議にオブザーバー参加したハリルザド米大統領特使は「正しい方向への前進だ」と評価した。
調整委員会には、イラク国民会議のチャラビ代表など主要反体制派6派の指導者などが選ばれた。各派への配分は明らかにされていない。来年1月15日に、北イラク・クルド自治区で初会合を開き、政策、宗教などの小委員会を発足させて具体的協議を始める。
(12月18日01:28)