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【カイロ12日=大内佐紀】ロイター通信によると、イラク石油省は12日までに、ロシア石油王手「ルクオイル」と締結していたイラクの西クルナ油田共同開発に関する契約を破棄した。
イラク側の動機は不明だが、イラクの大量破壊兵器問題などでロシアが米国への協調姿勢をみせていることに対する、フセイン政権のいらだちの反映とみられている。
同油田は世界でも最大級の埋蔵量を有すると見られ、予想採掘量は1日60万バレル。イラクと、ルクオイルが主導するロシアのコンソーシアムとの間で1997年、共同開発の契約が締結された。しかし、ロイター通信によると、イラク石油省からルクオイルのアレクペロフ社長にあてに、今月9日をもって契約を廃棄する旨の書簡が送られたという。
イラク側は、契約締結以来、早急に開発に着手するようルクオイル側に働きかけていたが、ルクオイルは国連の経済制裁に抵触することから行動をとらなかった。
(12月12日22:46)