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(回答先: オーストリア総選挙、極右・自由党が大敗 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2002 年 11 月 25 日 16:17:39)
11/25 08:22 政治生命終わったのか… ハイダー氏動向に注目 外信13
【ウィーン24日共同】ハイダー氏の政治生命は終わったのか?
―。オーストリアの一小党だった自由党を連立政権の一角を占める
まで育て上げ「欧州極右勢力の旗手」とも呼ばれた同党の指導者ハ
イダー氏が総選挙での大敗後、どう動くのか注目を集めている。な
おも首相の座を目指しているとの観測も流れている。
今回の選挙戦では党の支持率が低迷する中、ハイダー氏は側近の
ハウプト新党首の陰に隠れる形で前面には姿を見せず、鋭い舌ぽう
も影を潜め、政界では「もうハイダー氏の時代は終わった」(緑の
党幹部)の声も聞かれ出した。
しかし下院解散の原因を作ったのもハイダー氏で、影響力の大き
さを示したともいえる。
ハイダー氏は九月、減税延期問題で党首だったリースパッサー副
首相ら党内穏健派と決定的に対立、同副首相ら同党の三閣僚が抗議
の辞任をし、シュッセル首相は下院の解散、総選挙に追い込まれた
。
ハイダー氏はこの後、再び党首に指名されたが、拒絶、一方で「
選挙で敗北すれば党を再び主導する」と発言し、注目された。
ある政治アナリストは「党首辞退は選挙敗北を見越した行動。党
内反対派を駆逐した上で、党首に返り咲く気だ」と指摘、次回総選
挙までに党の態勢を固め直し、首相の座を狙うとの見方も強い。
(了) 021125 0821
[2002-11-25-08:22]
11/25 07:09 極右大敗、保守が第一党 オーストリア総選挙 外信08 #01
【ウィーン24日共同】オーストリアの極右・保守連立政権崩壊
に伴う、同国下院(定数一八三)選が二十四日行われ、内務省は同
日夜、暫定開票結果を発表した。
前回、一九九九年の総選挙で得票率27%で第二党に躍進、欧州
右傾化の先駆けともなった極右、自由党が同10%、議席も半分以
下の十九に減らして大敗。九月のスウェーデン、ドイツ総選挙に続
き、右派政党に厳しい審判が下された。
シュッセル首相率いる国民党は得票率42%で七十九議席に伸ば
し第一党となった。社民党(37%、六十九議席)、緑の党(9%
、十六議席)はドイツに続く左派連立を目指し健闘したが、及ばな
かった。
首相は同日「安定政権が必要」と全政党を連立協議の対象とする
と表明。ハウプト自由党党首は「右派で過半数を占めた以上、連立
は維持すべきだ」と国民党との再連立を目指す考えを明らかにした
。
しかし自由党で実権を持つハイダー元党首にはナチス擁護発言な
どの「過去」があるため、国民党内には自由党との連立に慎重な意
見があり、同党との連立交渉の行方は不透明。決裂すれば、社民党
との「大連立」を目指す可能性が強い。
自由党はハイダー氏が引き起こした党内抗争への批判から支持者
が離れ、自滅。国民党に大きく支持票を食われた。
選挙前に第三党への躍進が予想された環境保護政党の緑の党は「
左派政権ができるとドイツと同じ増税になる」との保守派のキャン
ペーンなどが響き、票を伸ばし切れなかった。
(了) 021125 0709
[2002-11-25-07:09]