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(回答先: 01/10 06:03 核融合科学研究所で火災 加熱室の電源保護装置焼失 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2003 年 1 月 11 日 18:45:23)
核融合科学研究所加熱装置室設置高周波電源の一部の火災について
平成15年1月10日
このたびの火災につきましては、皆様方に、ご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ありませんでした。
火災発生後、約10分で鎮火し、怪我人もありませんでした。
この火災の概要は以下のとおりですが、LHD本体等の主要部位の火災ではないため、LHDの実験計画にはほとんど影響はないと考えております。
今後、核融合研究所といたしましては、原因の究明を徹底して行い、再発防止に万全を期す所存でございます。
また、今回の火災を教訓として、より一層の安全確保に努めたいと考えております。
今後とも、これまでと変わらぬご支援、ご協力をお願いいたします。
火災の概要
1.出火機器
イオンサイクロトロン高周波発振器直流電源クローバ盤(高速直流電源遮断器)から出火しました。当該機器は幅3m×奥行き2.3m×高さ2.1mの大きさです。
2.当該機器の用途
高周波によるプラズマ加熱用40MHz帯高周波発振器システムの高周波電源の一部です。
3.製作年月
1991年(平成3年)3月
4.経過
(1)1月9日21時20分 当該高周波加熱実験が終了。
(2)21時25分 高周波発振器用6.6kV真空遮断器を切った。
(3)21時30分 LHDプラズマ実験は終了した。
(4)21時35分 高周波発振器低圧電源を切った。
(5)21時40分頃 火災報知器作動、実験棟自動館内放送が作動した。
(6)21時40分頃 直ちに現場の確認の作業を開始した。
(7)21時45分頃 消防署に通報した。
(8)21時45分頃 上流側真空遮断器を動作させた。
(9)21時45分頃 職員20ないし30名が消火器により自主消火活動を開始し、21時50分頃 消し止めた。
5.負傷者
消火活動終了後、怪我人がないことを確認しました。
6. 場所
本体室の横の加熱装置室高周波電源設置エリアです。
7.推定原因
高周波発振器用6.6kV真空遮断器の動作不良によると考えられますが、現在調査中です
8.損害額
調査中です。
9.焼損部品
抵抗器、電線他が焼損しました。
〜文部科学省核融合科学研究所より
http://www.nifs.ac.jp/kasai.html
PS:高速度接線軟X線カメラでのプラズマが如何な物かは、
↓にてPDFファイルで閲覧可能なようです。
http://dpc.nifs.ac.jp/NIFS-NEWS/main.html