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前立腺がんを公表した天皇陛下は十六日から東大病院(東京都文京区)に入院、十八日の手術に臨まれる。歴代天皇が宮内庁病院以外で手術を受けるのは初めてで、陛下が皇居外で約一カ月も過ごすことも前例がない。「大げさにならないように」という陛下の意向から、宮内庁は「一般患者に迷惑を掛けないコンパクトな態勢で臨む」と話すが、病院側や警備陣には早くも緊迫感が漂っている。
陛下が入るのは、東大病院が二〇〇一年九月に新設した巨大な入院棟(地上十五階、地下三階)の十四階にある「特別病室」。百十六平方メートルの広さに、病室や小会議室、控室など四部屋のほか、台所や風呂もある。差額ベッド料は一日二十五万円。窓からは上野の不忍池や都心が見渡せる“超VIPルーム”だ。
国賓クラスの外国要人も受け入れられるよう設計され、〇一年十二月の雅子さま出産時にも、緊急事態発生時の受け入れ準備をしたという。
関係者によると、同じ階には一般病室が三十室ほどあるが、特別病室エリアに入るにはカードキーが必要。ほぼ専用に使えるエレベーターが部屋のそばにある。
陛下入院後は病室近くを皇宮警察がガードし、他の階や駐車場などの敷地内は、警視庁が私服の警官を二十四時間態勢で配備する。警視庁幹部は「それなりに手厚く、しかしやりすぎもいけない。線引きが難しい。一般の患者さんに威圧感や違和感を与えないようにしたい」と話す。
東大病院は一日の外来患者が平均約三千人、ベッドは約千床あり、郵便局やレストラン、喫茶店、屋上にはヘリポートも備えられている大病院。病室は特別エリアでも、手術は別棟の四階で検査場所も遠く、「院内の移動距離がとても長い」(警察庁関係者)のが警備陣にとっては心配のタネになりそう。
皇宮警察は「なるべく陛下と一般の患者が行き交わないように」と気遣うが、実際にどうなるかは未知数だ。