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健康食で、体の内からリフレッシュ!
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投稿者 てんさい(い) 日時 2003 年 2 月 25 日 22:03:39:

健康食で、体の内からリフレッシュ!
http://www006.upp.so-net.ne.jp/natural/healthfood.html


健康食で、体の内からリフレッシュ!


なぜ、健康食|少食・菜食療法実践記|子供にもシンプルな食習慣を|リンク(資料、自然食品の通信販売)|参考図書


 <なぜ、健康食>

現代の日本は食べ物に困ることなどほとんどない。少しお金を出せば、ほとんどどんなものでも食べることができる。「豊か」な時代である。

しかし、「飽食」は本当に豊かだろうか。確かに一時の満足は得られる。けれど現代病と言われるものは食事内容の悪さと運動不足からきており、特に医者に通うほどのことがなくても、毎日生き生きと生活している人は少ない。食品添加物による、作られた味に慣れきった舌。もはや食物とは言い難いものを、おいしいからと言って食べ続けていたりする。グルメを追求しておきながら、運動もしないで楽にダイエット?

体は食物によって作られる。自分の体を気づかうには、まず食事を気づかう必要がある。病気は医者が治すもの、と思っていないか?(第一、西洋医学はすべての慢性病を根本的に治療してくれるか?)医者に行く時間もお金ももったいないし、まず病気にならないような体を作ることが大事なのではないか?少なくとも、死ぬ瞬間までできるだけ健康に活動的に生きていたいと思うならば。

それから、食糧問題は環境問題と密接な関係がある。まず肉食について。肉を生産するためには、飼料として大量の穀物が必要である。その穀物を作るために、熱帯雨林が伐採されたりする。(リンク:緑の美しい地球を守る食べ方)それから農薬や化学肥料による土地の汚染の問題など。自分たちの食事内容を見直すことは、エコロジーにもつながる。


 <少食・菜食療法実践記>

 第1子を出産したときの入院中、粉ミルク会社M社のお姉さんが来て、栄養指導というものがあった。同じ日に出産した3人の仲間でその話を聞いた。栄養満点という食事メニューを紹介され、「いかがですか?」と聞くお姉さん。そのとき私の隣に座っていたNさんは、正直にも「めんどくさそう・・・」とのたもうた。そこでお姉さん、「何か栄養を考えてやっていることってありますか?」と聞いた。そしたらNさんは「玄米食」と一言。・・・おお!玄米食!・・・私も子供の時、一時期玄米食だった時期があった。私が、友達の家で食べてきて気に入って、母にせがんだのだ。

 それで退院後、決めた。懐かしの玄米食にしよう!と。それで、玄米をおいしく食べようといろいろ調査を始めた。特に参考にしたのは、オレンジページ別冊の「玄米がおいしい」。そこに書かれていたのがマクロビオティック。食べ物の陰性と陽性を知り、調和のとれた食事にしていこうという内容である。また、その土地でとれた旬の食べ物を、まるごと(皮なども)食べるのが良いとされる。でもこの段階では、ただいつもの白米を玄米に変えるだけにした。

 玄米にしただけでも効果はあった。まず、仕事で一日中机に向かっていても、目が疲れたり、頭がボーッとすることがなくなった。

 マクロビオティックは基本的に肉食はしない。牛乳や卵も食べないほどである。ベジタリアン、という言葉が頭をよぎる。ベジタリアンについて調べてみると、ベジタリアンにもいろいろな種類があるのだそうだ。動物性のあらゆるものを食べない人。肉、魚は食べないが、乳製品や卵は食べる人。肉は食べないが、魚、乳製品、卵は食べる人(フィッシュ・ベジタリアン。昔の日本人はこれであった)。

 また、ベジタリアンで思い出したことがあった。もう10年くらい前のことだったか、朝日新聞に「食べない人々」という連載が載った。その内容は、体調を崩したのがきっかけである医師のもとを訪れ、少食療法を始め、今では一日に2杯程度の野菜ジュースのようなものだけで元気はつらつと過ごしている人たちの話だった。この医師って誰だったんだろう?ネットで調べてみると、甲田光雄という先生であることが分かった。(リンク:名医 甲田光雄)著書も何冊か出している。

 その中で、いちばんエコロジカルな雰囲気の題名の本、「あなたの少食が世界を救う」を取り寄せて、読んでみた。この本に書かれている症例の中には、自分の症状(肩凝り、疲れやすい、内臓が弱いような気がするが健康診断で引っ掛かるほどではない)によく思い当たるところがあった。さらに、第2子妊娠を計画中に本屋で立ち読みした胎教の本に、「甲田光雄先生によると、妊婦のつわりの原因は腸にたまった宿便にあります。赤ちゃん用の緩下剤を服用し、宿便を出しましょう」という一節を発見。ここにも甲田先生の名前が!しかも第1子出産でかなりつわりの重かった私としては、この一節がズシーンとひびいた。これは、甲田先生の食事療法をやるしかない。

 その気になったある月曜日、甲田先生の本にしたがってまず1日の断食を決行。フラフラになるかな、と思ったがそうでもない。水とお茶だけで一日を過ごした。しかし、夜になってから猛烈な頭痛が襲ってきた。でもこれは、本にも書いてある通り、きっと解毒のプロセスなのだ。と思ってガマン。次の日。まだ調子が悪く、起きられない。せっかく一日の断食を決行したのに、ここでやめてはもったいない。そこで、思い切って仕事を休み、寝床で今日も断食。結局断食は2日間行った。それ以上行うには、個人でやるにはいろいろと危険性があるし、調べたところによると、解毒がすすむと体がクサくなったりして大変そうなので、やめる。

 3日目、玄米粥を食べる。4日目から、野菜と豆腐、玄米粥を組み合わせて食べた。野菜は、本の通りのメニューにはせず、自己流になってしまったけれど。この週は、内臓から来る肩と首の凝りに悩まされた。筋肉疲労ではない。はっきり区別できた。これも解毒のプロセス?

 2週間目、玄米をお粥から普通の玄米にした。しばらくして、体が軽くなってきた。肩と首の凝りもスーッとひいた。10年間くらい悩まされていたというのに!こうなると、どこからともなくエネルギーが湧いてくる。もっとたくさんのことがやりたくなる。睡眠時間が少なくても、すっきり起きられる。まるで疲労知らず。頭は冴えまくる。こうなると絶好調だ。何をやっても楽しい。前向きな態度でいられる。この期間に、最終的に整体師の資格を取ったし、整体の講習会で東京に行ってきたし、その1週間後には本職の仕事で上海に出張。上海出張の準備で大忙しだったが、体力的にはなんのその。家に帰っても家事も育児も存分に楽しむ余裕がある。子供が寝てから仕事の残りをして、さらに早起き(4時起き)しても苦にならない。

 少食・菜食療法は私にとても合っていたらしい。自己流に少しアレンジしてしまったせいもあるが、無理なく続けられた。肉が食べたいと思ったことはなかったので。ベジタリアン食材というのもあって、大豆ミートを使ってミートソース、ラザニア、餃子などを作ってみたりもした(肉が大好きな夫も「肉が入っていないとは思えない」と絶賛の味だった)。魚はたまに口にしたこともあった。それから、おやつ好きの私は、オリジナルのてん菜糖クッキーを作って、たまにほおばった。それでも絶好調だった。

 おまけ。つわりはどうなったか?実際、第1子の時にくらべると、ずいぶん軽くてすんだ。ヤッター。1回も吐くことはなく、口の中が気持ち悪い程度。これは唾液の分泌と関係があるのかな?でも、食べ物の好みが変化して、玄米がどうにも食べれなくなった。肉も食べたくなったので、食べた。ゲーゲーの生活をするよりは、好きなものを食べて気を紛らわせたい、と思ったので、しばらくベジタリアン生活中断。玄米食は発芽玄米食に切り替え。今回のつわりは、胃腸よりも体のだるさとなって現れた。夕食後は即ゴロン。気は滅入る。これはきっと内臓とは関係なくて、ホルモンとか、妊娠に伴う筋骨の変化の問題だろうからしょうがない・・・。

 妊娠9ヶ月現在、フィッシュ・ベジタリアン(肉は食べないが魚は食べる、昔の日本人のような形式)に最も近い食生活となっている。あまり厳格に考えず、体調や好みと照らし合わせながら、健康のためとは言っても気分的に無理のない食生活にするつもりである。やっぱり食事は楽しいのがいいから(健康維持ではなく、本気で病気を治したい時には、何か1つの方法を厳格に行う必要があるだろう)。お正月、実家に帰り、一般的な食事を1週間つづけた。お歳暮などでいい肉をもらったらしく、しゃぶしゃぶ、すき焼き。そして甘ーいもののたくさん詰まったお節料理などなど。自分の家に帰ると、夫も私もまず「玄米と味噌汁だけでいい、当分肉はいらない」という状態。それに、おおーっ!せっかく妊娠前からプラス4キロ台の好調な体重増加だったのに(前回はこの時点で8キロは増加していた)お正月の1週間で1.5キロも増えてしまった。自分の家に戻ってきて、粗食に運動、なんとか体重を減らすか体重増加を食い止めなければ、とがんばっている最中である。


<子供にもシンプルな食生活習慣を>

 私の母は、太平洋戦争が始まった年に生まれている。モノが全然なかったらしい。当然、おいしい食事もお菓子もない。そういう中で育ったせいか、母は今でもお菓子をあまり口にしない。食べたいと思わないのだそうだ。

 同じような話を聞いたことがある。甘いものを与えずに3人の子供を育てたが、大きくなっても3人とも好んで自分からは甘い物を手にしようとはしないとか。

 しかし、私は甘い物好きの父に育てられている。私も甘い物好きに育ってしまった。砂糖というのは、たばこ、酒と同じく中毒性があるものなのだそうだ。そして、砂糖は、特に精製された砂糖ほど体をむしばむらしい。甘いものに冒されていく私の体、内臓、脳みそ・・・を想像するうちに、ようやく甘いもの依存症が治ってきた。

 つまり、子供の頃から、体に良い食事というものを、体で覚えさせればいいのだ!甘いものをあげないなんてかわいそう?私はそうは思わない。それは現代食にどっぷりつかった大人の発想だと思う。それに、誕生日にはケーキを食べるなど、メリハリをつければいいではないか。それで、健康的な食事をし、毎日元気に、明るく、冴えた頭で生きていくことができたら、それは甘いものなんかよりずっと最高の子供への贈り物になると思う。

 現在2歳すぎの子供には、肉はほとんど与えず、甘いお菓子やスナック菓子も与えず、ジュースは一切飲ませない、というふうに決めて食事を与えている(保育園では肉も出るようだが、それは気にしない)。主なメニューはごはんと煮野菜、魚、豆腐、豆類など。和食がほとんど。最初からそういう風にしているせいか、もともとこの子の好みがピッタリ合っているのか、出したものは好き嫌いなく何でもよく食べる。子供の誕生日にはケーキを焼いてみたが、「ケーキ!」と喜んだ割には、たっぷり乗せた飾り付けのフルーツしか食べなかった。というわけで今のところは作戦大成功!

 友達や親戚のところへ行ったときは、そこで出されたものをありがたくいただくことにしている。でも子供は、スナック菓子やチョコレートなどはほとんど食べないし、ジュースもあまり興味がないようだ。ラッキー。でも、もう1年もたてば、そうもいかなくなるかもしれない。そうなっても、家ではお菓子やジュースは日常的には食べないという原則は貫くつもりだ。各家庭に一つは、「これだけは絶対にこうでなければ」という原則があっていいと思う。それがたとえ幾分アホらしいものであったとしても、その原則をつらぬくことは何か生きる力を与えてくれるものになる気がする。

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