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(回答先: 肺がん薬「ゲフィチニブ」、副作用死100人超す(読売新聞) 投稿者 えーてる 日時 2002 年 12 月 19 日 19:18:48)
今年7月にスピード承認された後、間質性肺炎などの副作用による死者が相次いでいるアストラゼネカ(大阪)の肺がん新薬ゲフィチニブ(販売名イレッサ)について、厚生労働省は25日、副作用報告はさらに増え、13日までに合計494件で、死者は124人に達したことを明らかにした。
イレッサの有効性と安全性を再検討し、今後の対策を打ち出すため開いた、専門家による検討会で公表した。
検討会は、副作用で短期間にこれだけの死者が出るケースは極めて異例として、十分な肺がん治療の経験を持つ医師のもとで、投与から4週間は患者を入院させて副作用を監視することを薬の添付文書に盛り込むことなどを求めた対策をまとめた。
厚労省によると、肺がん患者約1万8000人がイレッサを服用した11月下旬までに、291人に間質性肺炎や急性肺障害の副作用が起き、うち81人の死亡が報告されていた。
その後、肺障害の副作用報告は358例、死者は114人に達した。このほか、肝機能障害など、これ以外の副作用も136例報告され、10人の死亡が判明したという。
一方で、劇的な効果があったという報告もあることから、同省は急きょ検討会を開催することにした。
検討会では、アストラゼネカから提出された副作用被害者の症例をもとに安全性を検討。経口薬で処方を受けた患者が自宅で服用するケースが多いイレッサは、投与開始後2−4週間で急激に副作用が起き、検査も間に合わないまま死亡するケースが目立つことから、慎重な経過観察を医師に求めた。また、間質性肺炎の既往症がある患者への投与も慎重な対応を求めた。