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WTO:農業交渉 対立のまま終了
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【ジュネーブ大木俊治】世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(新ラウンド)で最
大の焦点となっている農業交渉は20日、今年最後の実質的交渉を終えた。しかし関税の一
律大幅引き下げを求める米国などと、これに反対する日本や欧州などとの基本的な対立は解
けず、来年3月末を目標とする関税引き下げ方式などの枠組み(モダリティー)決定は「日
程的に厳しい」(交渉筋)との見方も出始めた。
18日からの交渉で日本は(1)関税引き下げ方式は従来通り品目ごとに柔軟性を持たせ
る(2)農家への国内助成は基本的に従来の枠組みを維持する(3)輸出信用削減など輸出
国側も一定の譲歩をする――を柱とする包括提案を提示。コメなどを対象とするミニマムア
クセス(最低輸入制限)の算出方式の見直しや、一部国内助成の条件緩和も求めた。これに
対し米国やケアンズ・グループ(農産物輸出国)は「野心が足りず後ろ向きだ」と批判し
た。
[毎日新聞11月21日] ( 2002-11-21-10:01 )
WTO:農業交渉 関税引下げ方式など対立解けず
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【ジュネーブ大木俊治】世界貿易機関(WTO)の新多角的貿易交渉(新ラウンド)で最
大の焦点となっている農業交渉は20日、今年最後の実質的交渉を終えた。しかし関税の一
律大幅引下げを求める米国などと、これに反対する日本や欧州などとの基本的な対立は解け
ず、来年3月末を目標にしている、関税引下げ方式などの枠組み(モダリティー)決定は
「日程的に厳しい」(交渉筋)との見方も出始めた。
18日からの交渉で日本は(1)関税引き下げ方式は従来通り品目ごとに柔軟性を持たせ
る(2)農家への国内助成は基本的に従来の枠組みを維持する(3)輸出信用削減など輸出
国側も一定の譲歩をする――を柱とする包括提案を提示。コメなどを対象とするミニマム・
アクセス(最低輸入制限)の算出方式見直しや一部国内助成の条件緩和も求めた。これに対
し米国やケアンズ・グループ(農産物輸出国)は「野心が足りず後ろ向きだ」と批判した。
[毎日新聞11月21日] ( 2002-11-21-00:25 )