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(回答先: ★グローバルな住宅バブルの懸念★ 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 15 日 23:24:21)
ツイストオペは機能しませんでした。今回は景気悪化による税収減、戦費などによる財政赤字の調達にはすべて2〜3年物国債の発行で賄い、10年物については増額しないことにより、実質上イールドカーブのスティープニングを抑制しようとします。もし、長期債が沢山発行されるとの懸念が広がると、既に双子の赤字が膨張しているのですから、為替安と共に債券、株安というトリプル安が発生して、あっというまに長期金利は上昇してしまいます。ところが、長期債を増発する可能性は薄いといして安心感から、某大手米銀のように、長短金利差に妙味があるとして、30年物債券(モーゲージですが)を積み上げている向きが多く、長期債にはそれなりの買い手がいるのです。
と同時に個人消費が鈍化している米国では、財政による景気刺激策と共にドル安を指向しています。
緩やかなドル安、そして国債発行を短期化し、長短金利差をねらった銀行部門の長期債買いにより、長期金利を安定させ、その間に景気を上向かせたい・・・と考えているようです。
うまくいくかは疑わしいことこの上ありませんが。