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(回答先: ★円、株安で政府に危機感 大規模介入の時期近づく・岡部氏 投稿者 Ddog 日時 2003 年 3 月 12 日 00:16:00)
★円、「はったり」はもう許されず――大規模介入報道に思惑広がる
【NQN】ブラフ(はったり)か、それとも本気か――。「財務省が1
日当たり1兆円の大規模介入も検討」と伝えた11日付の日本経済新聞朝
刊の報道を巡り、市場関係者の思惑が錯そうしている。呼応するように
塩川正十郎財務相が「急激な変動があれば積極的に介入する」と表明。
福田康夫官房長官も「状況による」と積極介入に含みを持たせた。一方
、大規模介入には米通貨当局が反発するとの懸念もある。ドル弱気派が
幅を利かせる中で、政府の「本気度」を探る動きが始まっている。
1日当たり1兆円超。これほどの介入規模は、財務省が統計を公表して
いる1991年以降でわずか数回しかない。円売りに限れば、榊原英資財務
官時代の99年6月14日、対ドルで実施した1兆4059億円の介入が最大に
なる。短い期間に大規模介入が続いたケースはない。実際に「1兆円介
入」を繰り返した場合、アナウンスメント効果はかなり大きいはずだ。
だが、強引に介入すれば諸外国からの批判は避けられない。99年6月
の円売り介入では、当時のサマーズ米財務長官が「通貨操作だ」と露骨
に不快感を示した。しかも現在のスノー長官らの経済チームは「サマー
ズ、ルービン元財務長官よりも為替介入に嫌悪感がある」(6日付米ワ
シントン・ポスト紙)との評価がもっぱら。市場では「規模の小さい覆
面介入なら許容できても、巨額の売買は容認しないだろう」(米銀のス
トラテジスト)との見方が根強くある。
そもそも介入規模が大きくなるのは、米国発の悪材料で円高・ドル安
が進んだ局面に多い。すべての通貨に対してドルの先安観が強まってい
るため、円・ドル取引だけで介入してもドル買いは長続きしない。2001
年9月、米同時多発テロ後の介入は一定の成果を上げたが、2001年時点
では米景気に楽観論が生じる余地があった。現在は米国経済の先行きに
暗雲がたちこめている状態だ。
多くの障害が立ちはだかるだけに、日本が「株安、円高」の悪循環を
断ち切るには「相当な覚悟がいる」(外国銀行)。11日以降の海外市場
では、お手並み拝見、とばかりに投機的な円買いも入りそうだ。このタ
イミングでかじ取りを誤ればどうなるか――。「はったり」が許される
環境でないことだけは確かなようだ。(今 晶)
クイックより