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「日本の銀行はもういらない?」
一向に減らない我が国の銀行が持つ不良債権、何故なのでしょうか?答えは簡単
です、優秀な企業にはお金を貸していないからです。非効率・非生産的な企業に
しかお金を貸せないからです。なぜなら日本の銀行にはリスクをはかるノウハウ
がないのです。したがって不動産担保融資に頼るのです。優秀な企業は全てとい
っていいほど無借金です。30,40年前には、長信銀の役割は大きかったので
すが(もちろん都市銀行も含めて)現在は資本市場からの直接資金調達が増加し
て、優秀な企業は銀行からは借りません。日本の少数のメーカーは銀行にお金を
返済して粛々と経営に勤しんでいます、これが80年代の姿です。貸出先に困っ
た銀行はこぞって不動産・建設・流通などの生産性の低い分野へお金を注ぎ込ん
だのです、デフレだから不良債権が減らないと言うことではないのです。お世辞
にも優秀とはいえない企業にお金を貸したから不良債権は減らないのです。もっ
とも優秀な企業にお金を貸したくとも企業は借りてくれないのが実情なのです。
結論から言うと日本に銀行は多すぎるのです、横並びの同じ顔をした銀行はもう
いらないのです。銀行が生き残る道は、一行一行が特徴を出す以外ありません。
日本に私達が目指すプライベートバンクがありますか?都市銀行など2行あれば
十分です、21世紀は金融機関も多様性が試される時代です。それ以外に邦銀が
生き残る道はありません、残念ながら。「当銀行はこの分野では関東一です、皆
様のお越しをお待ち申し上げています」というような看板を掲げることが必要で
しょう。