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財務省頬被りの証拠を見つけた
このホームページで私が叫んでいることだが、この4ヶ月の間にも財務省では国債の危険について宣伝を繰り返していた。つい最近には2016年には国債は900兆円になる、一人当たり700万円などといっていた。巷間に言われるように現在の国債697兆円を真実のものと認めるならばそういうことになるだろうけれども、私が言うように697兆円は政府総負債であって、同時に金融資産が401兆円あることには全く触れていない。つまり純負債は291兆円なのである。これだとアメリカドイツ並みで危険でも何でもない。減税だろうと、公共投資だろうと、デフレ克服にケインズ方式がまともに通用する筈である。50兆円、100兆円という金額を何度も使えばデフレはたちまち退散するだろう。政策の根拠の数字を誤魔化しているのだから、財務省の罪は大きい。日本中のエコノミスト、新聞、テレビ、与党、野党の政治家たち、殆どの人間が騙されてうその数字の上で議論しているということだ。みんながそのことに気が付かない。財務省の役人達は、国債の新規発行を牽制する為かどうか知らないが見事に頬被りを通してきている。アメリカ共和党の経済理論を猿まねしてきた竹中は、不良債権整理一本槍で日本経済を無茶苦茶にしているが、これもこの嘘に気がついていないからだ。彼は大学の教授だったし、テレビや新聞を賑わしていたエコノミストだった。エコノミストとか経済学者とかがこんな嘘に気がつかないというのも不思議な気がするが、日本中が気がつかないと一番責任があるエコノミスとが気がつかないのも仕方がない事になるのだろうか。経済学は現実の経済の観察と分析の上にはじめてなりたつものだと思うが、どうも先輩の理論ばかり追うことを第一義にしているような気がする。嘘を真っ先に見破っていた、「構造改革という幻想」の著者山家教授が現実の経済の改革にあまり関心がないらしいのも一寸気になる。学者というものはやはり熱が少ないのだろうか。
OECDのEconomic Outlook 70に何と日本語で8カ国の一般政府債務残高対GDP比(グロス)、同(ネット)が載っているではないか
このファイルは財務省のPDFファイルなのだ。財務省の役人は私の想像通りデータを全部知っているので、つまり頬被りしていたわけだ。アメリカ、イギリス、フランス、スウェーデン、豪州、ニュージーランド、韓国、日本の主な経済・財政指標の推移が1989年から2000年まで載っている。問題の政府債務残高(ネット)に注目してみる。アメリカから日本までの順に43.4、33.1、42.6、8.3、12.4、45.8、−28.3、51.1となる。韓国は大幅のプラスだ。アメリカの43.4、フランスの42.2と比べて大きいが大した数字ではない。財務省が言いふらしている対GDP比130パーセントは明らかに政府総債務であって純債務ではない。誤魔化すための宣伝である事がはっきりした。今までも私は内閣府国民経済計算の表と「構造改革という幻想」とで財務省のごまかしを指摘してきたが、このOECD Economic Outlook 70 に公表されている数字は、私の正しさを裏付けるものだ。何より自分の目で見ればはっきり納得するだろうから、
http//www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk060/zk060o.pdf と
http//www.mof.go.jp/jouhou/soken/kenkyu/zk060/zk060m.pdf とを開いてごらんになればいい。
prego
http://www02.so-net.ne.jp/~prego_ya/essais/find.htm