現在地 HOME > 掲示板 > 国家破産22 > 312.html ★阿修羅♪ |
|
塩川財務相はパリで21、22日開かれる先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、デフレ傾向を強める世界経済に関連して「中国の安価な輸出品が各国経済に大きな影響を与えている」とし、中国による“デフレ輸出”が世界同時デフレの一因であるとの見解を表明する。政府筋が21日明らかにした。
“デフレ輸出”の背景には、中国が「人民元」を米ドルの値動きに連動させる事実上の固定相場制を維持しているため、人民元は急成長する中国経済に比べて安すぎる点がある。財務相は、こうした資本取引の規制が「中国の貿易黒字拡大の要因」と表明する方針で、人民元の切り上げに向けて協議するよう問題提起する。
G7会合で、G7に参加していない中国の資本自由化を求めるのは極めて異例だ。財務相は中国に「世界経済への影響に配慮した政策をとるよう求める」と表明する。
デフレ傾向は、日本や中国、香港などだけでなく、アメリカやドイツの物価上昇率が鈍化するなど世界的に広がりつつある。
一方、中国は安価な製品の輸出攻勢を強めており、20日発表された2002年のアメリカの対中貿易赤字は過去最高の1031億ドルに達するなど、日本だけでなく、アメリカなど他国にも影響を与えていると指摘する。(読売新聞)