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(回答先: 日銀による1000兆円の国債買い入れについて 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 17 日 01:35:19)
日銀の国債買い入れを財政支出に結びつけるためには、書いた内容だけでは無理で、次のような迂回が必要です。
政府が、1000兆円の新規国債(無利子&償還期限なし=政府紙幣)を日銀に引き受けてもらい、それから得た1000兆円で既発国債を強制買い取り(強制償還)するといった過程です。
これが、「国債の焚き火」です。
しかし、民間に被害者を出さないかたちで国債をチャラにしても、デフレ不況を根源的には解消することはできません。
一時的には利払い+償還費(約20兆円)の財政支出増加が可能になりデフレ解消要因となりますが、その規模の財政支出に見合った産業構造が出来上がった後は現在と同じ状況に戻ってしまいます。(輸出増加があれば別ですが)
資産も含めてですが、デフレを解消するためには、とにかく、勤労者・事業主・年金生活者・生活保護受給者の可処分所得(フロー)が持続的に増加させなければなりません。
可処分所得増加は実質は最悪0%でもよく、名目で3〜5%程度は伸びる必要があります。
(名目可処分所得の必要増加率は、生産性の上昇・貿易収支黒字縮小の割合・消費性向下落率で規定されます。貿易収支と消費性向が一定であれば、生産性の上昇分になります)