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フランクフルト 2月7日(ブルームバーグ):7日に2002年第4四半期(10−12月)決算を発表するドイツ銀行の業績について、投資家は悲観的な見方を崩していない。アッカーマン最高経営責任者(CEO)は先週、不良債権をめぐる2003年初めの状況は前年に比べはるかに改善しているとの見方を示したものの、景気が回復しない限り、2000年以前の水準まで利益を引き上げることは難しいと複数のアナリストは指摘している。
インベスコ・アセット・マネジメントで約40億ユーロの運用に携わるベルザ氏は「ドイツ景気に回復の兆しが見えない限り、アッカーマンCEOが良い仕事をしても力が及ばない」と指摘。ユニオン・インベストのアイヒラー氏も「環境があまりに厳しい」とみる。独調査会社クレジットリフォームによると、ことしは企業の倒産が過去最高になるとみられ、貸倒れ損失に歯止めがかかるかどうかについても投資家は不安視している。
アナリストは、資産売却と経費削減効果で同社が約2億ユーロの黒字を計上すると予想している。半面、WestLBパンミュアの予想では、資産売却益を除くと、保有株式の評価損が響き赤字となるとみられる。メリルリンチのアナリスト、グラハム氏は顧客あてのメモで、資産売却による利益押し上げは、これ以上は無理かもしれないとの見方を示している。
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