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(回答先: 小泉首相:日銀総裁人事まったく白紙−中原氏最適任の一部報道で [ブルームバーグ] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 03 日 14:22:06)
本朝、共同通信社が自民党 山崎幹事長の発言として「中原 元日銀審議委員の日銀総 裁就任に関し小泉総理が許可を与えた」と報道した。この件に関して、 信頼できる消息筋が早速、内閣情報調査室、首相官邸付き記者などのルートでも確認し たところ、同報道内容は最終決定ではなく、山崎氏が知人の記者数名に伝えた「二次情 報」である可能性が高いことが分かったと言う。 従って、「近々に中原総裁、増淵(または三谷)、大田副総裁という新たなBOJ首脳人事が発表される公算は低いものと見られる」
<黒田氏、小泉首相に乞われ「経済担当首相補佐官」に就任?> ただし、1月24日以降の株価下落、景気悪化などの状況変化から「福井総裁、黒田、大田副総裁」の組み合わせに関しては、政権、与党内部(とくに自民党抵抗勢力)から 「これではデフレに抵抗するには不十分」との声が強まっており、同トリオの日銀 トップ就任の可能性は低下したと言う。 黒田元財務官が、小泉氏に乞われて「経済担当首相補佐官」に就任する公算が強まっ たことも、福井、黒田、大田トリオの実現が遠のいたことを示唆していると言う。
<「福井、大田、?」でも、株式市場に大きなリスクとならず> いずれにしても、日銀総裁人事は2月10日の週の前半に最終決定するとみられ、今週 は、こうしたBOJ人事に関するさまざまな臆測が最も飛び交うことが予想される。この 消息筋は、「中原、三谷、大田トリオ」が株式市場にとっては最善と考えている。ただ、仮に「福井、大田、?」のトリオとなったとしても、現在の経済・政治情勢 から判断して、福井氏が総裁指名を受ける場合には、インフレターゲット導入ないし は、毎月の大量の国債購入オペ実施などによるデフレ対抗措置の実施を条件としてい る可能性が高い。このため、「株式市場にとって、大きなリスク要因とはならない」と考えている。