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(回答先: (公)ダイエー VS UFJ 投稿者 hou 日時 2003 年 2 月 02 日 16:52:06)
経営再建中の大手スーパー、ダイエーグループが、約800億円あった新生銀行からの借り入れを約200億円まで圧縮し、特にダイエー本体分については、全額返済していたことが1日、明らかになった。昨年末までにUFJ銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友銀行の主力3銀行がダイエーに返済資金を融資する形で事実上、肩代わりした。
新生銀行は、旧日本長期信用銀行から引き継いだ保有債権(融資)の価値が2割以上減った場合、国(預金保険機構)に買い戻しを求めることができる「瑕疵(かし)担保=ミニ時典=請求権」を持っており、今月末までは同権利を行使することができる。ダイエーの返済には、新生銀から請求権を行使されることで信用力が低下、取引先や市場関係者が動揺し経営危機につながるリスクを回避する狙いがある。
未返済の約200億円は、福岡ダイエーホークスなど子会社分だが、これについても、追加の担保を差し入れた上で段階的に返済することで新生銀行と合意し、瑕疵担保請求権が行使されないことが、ほぼ確実となった。
新生銀行は、ダイエー向け融資について、他の取引先銀行と比較して返済や担保の面で差別的な取り扱いを受けているとして、昨年春ごろから早期返済を求めていた。これに対し、主力3行は昨年10月、融資残高の5割程度を肩代わり返済することでいったん大筋合意したが、ダイエー再建の財務的なリスクを一掃するため、返済額を上積みした。
新生銀行は、これまで、そごう向け債権などについて、瑕疵担保請求の権利を行使した実績がある。
(2月2日16:09)